ZC33S(スイスポ)フロントグリルをDIYでメッシュ化【その2・端の処理と仕上げ】 - スイスポくんのカスタム日記
ZC33S(スイスポ)フロントグリルをDIYでメッシュ化【その2・端の処理と仕上げ】

ZC33S(スイスポ)フロントグリルをDIYでメッシュ化【その2・端の処理と仕上げ】

前回の記事で荒く加工したZC33Sのフロントグリルを、ここから仕上げていきます。塩ビ板とペット板で土台を作り、パテで整形してから幅26mmの傷防止テープを貼り、残った隙間はシリコンシーラントで埋めました。パテの硬化剤の量を間違えて2週間分をやり直すことになり、資材費5,000円と6時間ほどかかっています。

前回加工したZC33Sのフロントグリルを仕上げていく#

前回の記事で荒く加工したグリルの仕上げを行います。

zc33s フロントグリル整形

前回の記事はこちら。

カスタム

スイフトスポーツ(ZC33S)のフロントグリルをDIYでメッシュ化する方法【その1・加工編】

ZC33S(スイスポ)の純正フロントグリルをDIYでメッシュ化する加工編。Sロゴを排除し冷却効率を上げる狙いで、圧力損失の計算からハニカムメッシュ選び、マルチツールでの切断・加工手順を写真付きで解説します。

2023/10/23
スイフトスポーツ(ZC33S)のフロントグリルをDIYでメッシュ化する方法【その1・加工編】

下地を整える#

塩ビ板を切って加工する方法や、パテで整形する方法など色々ありますが、私は以下のテープを使っている人が居たのでそれに習うことにします。

理由は、塩ビ板だと局面の処理が難しいのと波打ってしまうからです。また、パテの整形では下地の素材自体が柔らかいので割れてしまうおそれが高いからです。

いきなり上からテープを貼ろうにも、接地面積が少ないです。接地面積を出すためにもある程度下地加工して作って置かなければいけなさそうです。

パテで埋めようと思っても、パテをくっつけるところがないのでまずは土台を作ります。土台は適当な塩ビ板っぽいものをホームセンターで買ってきました。

土台用に買ったA3サイズの硬質カードケース(塩ビ製)

切ります。確か、3cmぐらいの幅だったと思います。汚くなってしまってもOKです。見えないところになります。

カッティングマットの上で細長く切った塩ビ板

グリルを取った表面はマルチツールのサンダーで削ったので綺麗なのですが、端っこの部分に薄い樹脂がついたままになってしまっているので金ヤスリで削って綺麗に整形します。

しかも、微妙に垂直じゃなくて、裏にかけて広がっています。それだとパテが奥まで入りづらいので垂直になるように削ります。結構大変です。

マルチツールでやると樹脂が溶けてしまうので手でゆっくりやっていきました。

開口部の端に残った薄い樹脂を金ヤスリで削る作業

整形前

金ヤスリで整形する前の樹脂が残ったグリル開口部の端

分かりづらいですが、整形後です。

金ヤスリで垂直に整形した後のグリル開口部の端

グリルの脱脂に使うAZのパーツクリーナーとウエス

次に、先ほど切った塩ビの板の表面を紙やすりで削ります。パテや接着剤の足付けのために表面積を大きくするためです。

塩ビ板の表面をP120の紙やすりで足付けする作業

そして、原寸合わせをしながら5cmぐらいに切って貼り付けていきます。

塩ビ板の貼り付けに使うプラスチック用ボンドGPクリヤー

貼り付けた後は以下のような見た目になります。

開口部の裏側に塩ビ板を貼り付けて土台にした部分

グリル下の開口部に沿って塩ビ板を貼り付けた全体

グリルの上の口、下の口、全体的に行います。上の開口部の上側は、裏側のクリアランスが少ないので施工はしませんでした。後ほど、ダクトテープで裏から保持します。

厚さもバラバラなので適当に行います。ボディまでのクリアランスは結構広いので出過ぎても大丈夫です。

塩ビ板の貼り付けを終えたグリル下開口部の土台

これで土台が完成しました。

開口部の内側から見た塩ビ板の土台と縦のステー

次に、平面になるようにパテをつけようかと思いましたが、強度が出づらそうなので、別途ちょっと厚めのペット板を買ってきて、穴となっている部分を粗く埋めます。

今度は1cmぐらいの細さにペット板を切ってボンドで貼り付けます。

厚み的に確か1.5mmぐらいだった気がします。1.5mmのペット板は結構厚くて切るのが大変でした。カッターでは切れないので家にあったアクリル用のカッターで頑張って切りました。

穴の部分に細く切ったペット板を貼り付けた開口部

開口部の裏側に並べて貼った細切りのペット板

小さなところも、強度のためにできる限り埋めます。

開口部の角の小さな隙間もペット板で埋めた部分

パテ埋め:硬化剤の量を間違えて2週間固まらず#

次に、パテ埋めです。3年前に家の補修で利用した実績のある以下のパテを使います。

このパテは説明書が分かりづらくて「硬化剤」の量を間違えてしまいました。確か規定の1/4ぐらいでした。本来なら、10分ぐらいで固まるはずなのに一向に固まりません。時間が経てば固まるかと思いましたが、2週間経っても固まりませんでした。

水分の蒸発による硬化ではなく、完全に化学変化による硬化です。時間を置いても硬化はしません!写真で見ても、色が薄いです。本来はもっと水色になるべきです。

硬化剤不足で色が薄いままのパテを塗った開口部の縁

2週間たっても固まらなかった開口部コーナーのパテ

硬化しないパテが残ったグリル開口部の上側

なので、悲しいですがやり直します。全部パテを剥がしました。ウエスやヘラでこすり取りました。

固まらないパテを剥がし終えた開口部の縁

無駄に2週間も待ちました。しかも一度ついたパテはおそらく固まらないので土台が弱くなってしまうおそれがあります。(2ヶ月たった今でも問題ないので大きな問題はなさそう。)

パテを剥がした後の土台とカーボン調のグリル表面

Amazonの書き込みを見ると、「ベース材の方も取る前に混ぜたほうが良い」とか、「硬化剤はベース剤の量に対して少なすぎる」といった書き込みがあるので、ちょっと硬化剤を多めにして塗ってみました。

そしたら、今度は逆にパテを塗りつけている最中にすでに硬化しました。硬化に5分とかからなかったです。硬化すると、めちゃめちゃ固くて金属のヘラで割ろうと思っても割れないくらいです。

石みたいです。

硬化剤を多めに混ぜて塗る途中で固まった水色のパテ

硬さを理解できる動画

耐水ペーパーで400番まで研磨する#

耐水ペーパーで研磨していきます。

後ほど上から傷防止テープを貼るのでテープが貼れそうなぐらいの凹凸になっているならばだいじょうぶです。ザラザラの度合いも、ミッチャクロンを塗るのである程度荒くても大丈夫かなと思います。

樹脂の表面も含めて、最終的には400番ぐらいまでやりました。

耐水ペーパーで研磨したパテ埋め部分の表面

研磨後の開口部の縁とパテで埋めた角

400番まで研磨したグリル開口部の側面

研磨を終えたグリル開口部の端を横から見たところ

幅26mmの傷防止テープを貼る#

この、幅26mmが絶妙にフィットします。

丸まってしまう癖が付いてしまっているので取り付け前には数日前から真っ直ぐにして放置しておいてできるだけ曲を取ってから施工したほうがやりやすいです。

傷防止テープとして使うG-FACTORYのアンダーガード

ドライヤーで温めると癖が取れたり、曲げやすいようです。今回のグリルぐらいの緩い曲線だと夏にやる分には常温で問題ありませんでした。

G-FACTORYアンダーガードのパッケージ裏面の説明

断面図はこんな感じになってます。

アンダーガードの断面をグリル開口部に当てて確認

裏に3Mの両面テープが付いたアンダーガードの断面

ミッチャクロンを刷毛で塗って軽く乾燥させてから取り付けていきます。

傷防止テープの端っこは直角ではなくて斜めに切ることになるので調整しながら良い感じの角度に切ります。

グリル開口部の縁にアンダーガードを貼り付ける途中

端っこは常温では綺麗に曲がりませんでした。ドライヤーやヒートガンで温めながらやれば隙間が小さくできそうな気がします。

また、右下の角部分はどうしてもミリ単位の調整が難しいのでこんな感じの汚さになります。後ほど調整して目立たなくします。

アンダーガードの継ぎ目が合わず汚くなった右下の角

綺麗に曲がりますし、波打ちは無いです。

開口部の下縁に沿って波打たずに貼れたアンダーガード

こちらの左上の端っこも少し隙間が開いてしまいました。

端に少し隙間が開いた開口部左上のアンダーガード

左下の処理もちょっと汚いです。長さだけではなく、断面を垂直ではなく斜めにカットしないと綺麗に合わないので、この後の調整で処理します。

断面の角度が合わず隙間が出た左下のアンダーガード

細かいところを注目しなければ良い感じです。

縁にアンダーガードを貼り終えたグリル上側の開口部

グリル下側の開口部はこんな感じです。

アンダーガードを貼ったグリル下側の開口部

グリル下側の開口部を正面から見たアンダーガードの仕上がり

テープで目隠し&補強#

グリルの下開口部、上側は幅が広いので傷防止テープでは幅が1/3ぐらいなので足りません。そこで、テープを張って目隠しをします。どうせ上部は普段は見えないので大丈夫です。

ホームセンターで以下のようなテープを買ってきました。

目隠し用に買った幅36mmの多用途補修テープ

パテ部分の白色が目立っていましたが、テープを張って目立たなくなりました。

パテ部分を補修テープで隠したグリル開口部の上側

開口部上部の裏側もテープで補強しておきます。

開口部上部の裏側に補強用のテープを貼った部分

補修テープで裏から補強した開口部上部の角

グリル開口部の下側、向かって左側の部分も厚みがあって傷防止テープの幅が足りないのでテープを貼ります。

厚みのある下開口部左側に貼った補修テープ

このあと、重要なのは「マスキングテープでしっかり圧迫して固定すること」です。

私は、上側に貼った傷防止テープが垂れてきてしまいました。両面テープは接着直後に長時間圧迫しておくことが重要なのでしばらくはマスキングテープで圧迫固定しておきましょう。

隙間をシーラントで埋める#

改めて先程後回しにした、傷防止テープを貼ったときにできた端っこの隙間を確認。

アンダーガードの端に隙間が残った開口部の角

グリル中央の取付部まわりに残ったテープの隙間

開口部側面のアンダーガード端にできた隙間

グリル裏側のツメ周辺に残った小さな隙間

アンダーガードとグリル外枠の間にできた隙間

ここらへんの隙間はシリコンシーラントで埋めてしまいます。なめらかになるのであまり目立たなくなります。

隙間埋めに使ったボンドのシリコンシーラント

コーキングガンだけでもある程度綺麗になります。綺麗に処理できなかったら、ニトリルゴム手袋をはめた手で拭えばそこそこ綺麗になります。

シリコンシーラントで隙間を埋めた開口部の角

ついでに、裏側も補強のために塗っておきます。シーラントが余りまくってしまうので頑張って使います。

補強のためにグリル裏側の縁へ塗ったシーラント

接着のためと水分の侵入を防ぎます。

接着と防水のためにシーラントを塗った裏側のステー付近

グリル裏の縁全体に沿って塗ったシーラント

端っこもこんな感じで目立たなくなります。

シーラントで隙間が目立たなくなった開口部の端

シーラント処理後のグリル開口部の角

シーラントはほとんど使いませんでした。1/5 ぐらいしか消費できませんでした。

メッシュの取り付け#

仕上げにメッシュを取り付けます。樹脂製なのできれいに曲がります。

グリル下開口部にハニカムメッシュを当てた正面

曲面に沿わせて取り付けたハニカムメッシュ

太めのインシュロックでしっかり留めます。外ですし、振動も大きいと思うので全天候型のちゃんとしたインシュロックを使います。

メッシュを裏側からインシュロックで留める位置

裏にはインシュロックで取り付けやすい縦のステーがたくさんあるのでそこに絡みつけて留めていきます。

グリル裏の縦のステーにインシュロックで留めたメッシュ

裏側から見たハニカムメッシュの固定部分

メッシュを取り付けたグリルを裏側から見た全体

グリルにメッシュを取り付け後

ハニカムメッシュを取り付け終えたフロントグリル単体

グリルをバンパーに取り付けてみたところ。

メッシュ化したグリルをバンパーに組み付けた正面

綺麗だと思います!テンションが上がります!

バンパーに組み付けたメッシュグリルの右側アップ

メッシュグリルとカーボン調の下部を斜め下から見た仕上がり

バンパーを車に取り付けて完了!

車に取り付けて完成したZC33Sのメッシュグリル

めちゃくちゃ時間がかかりました!!

まとめ:資材費5,000円と6時間でメッシュグリルが完成#

資材費用5,000円と6時間程度を費やして完成しました。

色々と試行錯誤をしたり、施工をやり直してたどり着いたので大変でした!

純正グリルのSマークがなくなって空気の取り入れ量が増えたはず!

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この記事を書いた人
スイスポくん
スイスポくん筆者・ブログ運営者

ZC33S(6MT・黒)のオーナー。カスタムとメンテナンスをDIY中心に、実際に作業した記録と実測データを書いています。第二種電気工事士なので電装系の記事が多めです。

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