
スイフトスポーツ(ZC33S)のホイールナット締め付けトルクは100N・m。19mmソケットで締める手順
ホイールナットの締め付けトルクについてまとめました。スイフトスポーツ(ZC33S)はソケットが19mm、締め付けトルクは100N・mです。トルクレンチの使い方に加えて、保管方法や校正、チェックする頻度、サーキット走行での注意点も紹介します。DIYでタイヤ交換やホイール交換をする方の参考になれば幸いです。
スイフトスポーツ(ZC33S)は19mmソケットで100N・m
先に結論だけ書いておきます。
- ソケットサイズ:19mm
- 締め付けトルク:100N・m(1020kgf・cm)
ソケットは19mmのものを装着してナットを締め付けます。社外ナットに交換している場合はサイズが変わることがあるので注意してください。私が買ったKYO-EIの貫通ナットは17mmでした。
トルク管理をしないとホイールが脱落する
「百聞は一見にしかず」ということで以下の動画を御覧ください。
特に、ネジの締め込む向きと車の走行方向の影響により、車の左側が緩みやすいです。ホイール脱落の動画を見ていると9割は左側が外れています。
締め過ぎても締めなさすぎても壊れる
トルクが適切でないと、締める方向と緩む方向のどちらにも不具合が出ます。
締め過ぎると、ボルトやナットが破損したり、ホイールやブレーキディスクが歪んだりします。ハブボルト(スタッド)が折れたり曲がったりすることもあるらしいです。「とりあえず力いっぱい締めておけば安全」ではないということですね。
締めなさすぎると、走行中にナットが緩んで最悪ホイールが脱落します。脱落まで至らなくても、ホイールとハブの接触が不均一になって振動が出たり、ブレーキの効きや操縦性が落ちたりします。
どちらに転んでも高くつくので、素直にトルクレンチを使うのが一番早いです。
トルクレンチは対角線の順で締める
手順そのものは難しくありません。
- 車を安全な場所に停め、エンジンを切ってサイドブレーキをかけます。必要に応じて輪止めをします。
- トルクレンチに19mmのソケットを取り付け、目標トルクを100N・mに設定します。
- ナットを手で仮締めしたあと、トルクレンチでゆっくり時計回りに回します。設定値に達するとクリック音が鳴るので、そこで止めます。
- 締める順番は対角線です。5穴なので、星を描くように一周します。
- 全部締め終わったら、もう一周だけ確認します。
ポイントは3つだけです。一度に大きな力をかけず、ゆっくり均等に力を加えること。クリック音が鳴ったらそれ以上締めないこと。順番を対角線にすること。特に対角線の順番を守らないと、ホイールがハブに対して斜めに引き寄せられて片当たりします。
ホイール以外にも使えるトルクレンチ2製品
ホイールだけではなく、補強パーツやマフラーなどの負荷がかかる部分の締め付けトルクも計測が必要なのでトルクレンチは色々な場面で使用します。
メジャーなところだとピラーバー、ストラットバーなどで使います。
Amazonで一番売れているエマーソン
Amazonで一番売れているトルクレンチです。値段がお手頃ですし、エマーソンなので安心感はあります。
SK11とディープソケットの組み合わせ
SK11とディープソケット。SK11は藤原産業のブランド名です。
トルクレンチは緩めた状態で保管する
トルクレンチは精密機器なので、置き方ひとつで狂います。使ったあとは汚れや油を拭き取って、付属のケースに入れて乾燥した場所に置いています。
いちばん大事なのはここです。機械式トルクレンチは、目盛りを最低値まで戻した緩い状態で保管します。設定値を掛けたまま放置すると内部のバネがへたって、表示どおりのトルクが出なくなります。
校正については、正直に書くと自分ではどうにもなりません。専用の校正装置が必要で、生半可な調整はかえって狂わせるだけなので、メーカーか専門業者に任せるのが無難です。
ただし「今どのくらいズレているか」を知るだけなら、ばねばかりを使って自分で点検できます。以下のページに詳しく書かれています。
車やバイクの整備に欠かせない工具の一つであるトルクレンチ。 トルクレンチがあるおかげで、誰でもボルトを適正なトルクで締める事ができます。 しかし、トルクレンチも使い込んでいたり、保管の方法が悪いと精度に狂いが生じてしまいます。 整備中に「このトルクレンチ、ずっと使ってるけどまだ大丈夫かな?」と不安を感じても、買い替えやメーカーへの校正(点検と調整)依頼はお金がかかるし、とは言えそのまま使い続けるのも心配ですよね。 という事で、今回はトルクレンチの誤差を簡易的にチェックする方法を紹介します。

トルクは1〜2ヶ月に1回チェックしている
個人的には長距離ドライブの後は必ず行います。あと、車の利用頻度は月に数回ですが、1〜2ヶ月に1回はチェックするようにしています。
季節の気温の変化によってトルクが変わったりするものなので頻繁に行っています。
このほか、以下のタイミングでは見ておいたほうが良いと思います。
- タイヤ交換やホイール交換をした直後。しばらく走ってから、もう一度増し締めの確認をします
- 悪路や長距離を走ったあと
- 走行中に異音や振動、ハンドルのブレを感じたとき
タイヤローテーションやオイル交換のついでにチェックする習慣にしておくと、忘れにくいです。
サーキットでは一般道よりはるかに早くナットが緩む
サーキット走行する前、試走をした直後、帰宅する前は最低限トルクチェックを行うようにしています。
サーキットではタイヤホイールの温度が上がるし、振動も遥かに大きいので一般道よりはるかに早くナットが緩みます。
高速でのブレーキングと縁石でのショックが毎周回入るので、一般道の感覚で「この前締めたから大丈夫」と考えていると危ないです。走行枠と走行枠の間にトルクレンチを一往復させるだけなので、やらない理由がないと思います。
まとめ:適正トルクの管理がホイール脱落を防ぐ
ホイールが脱落すると、自分だけではなく脱落したホイール、タイヤで人命を奪うリスクがあります。
適正な締め付けトルクで安全、安心の車ライフをエンジョイしましょう。
NOTEスイフトスポーツ(ZC33S)のホイールナットは19mmソケット、締め付けトルクは100N・m(1020kgf・cm)。
あわせて読みたい
関連記事
「メンテナンス」の人気記事








