概要
- 2022年2月に正規ディーラーから新車で買ったので12ヶ月点検を受けようとしましたが、整備不良があるからとディーラーに言われて12ヶ月点検を行えませんでした。
- 12ヶ月点検は車検とは違うからそこまで厳しいチェックが行われないと認識していたのですが違ったようです。
そもそも12ヶ月点検とは?
自家用車を持っているといろいろないろいろな検査をやる必要があります。ディーラーやカー用品店やら修理工場などから「法定」という言葉が付いているのでやらないといけないものという感じがします。
このあたりをちゃんと整理して解説していきたいと思います。
まず、自動車の定期点検整備には点検と車検と2種類があります。この2種類は別物として考えましょう。
点検とは
道路運送車両法第48条で定められている点検です。法律では1年毎の点検については定義してあるようですが、実際の運用では12ヶ月点検と24ヶ月点検の2種類が存在しています。
一般的には、法定点検と呼ばれています。
点検する項目はそれぞれ、以下のようになっています。24ヶ月点検のほうが4項目多いです。
- 12ヶ月点検: 26項目
- 24ヶ月点検: 30項目
この法定点検(12ヶ月点検・24ヶ月点検)に関しては法律で義務そてい定められておりますが罰則はないです。
法定点検を受けると、フロントガラスにこのようなステッカーが貼られます。
ちなみに、私がスイスポを新車を買ってからすぐに剥がした「点検整備済みステッカー」はこの法定点検が完了した証明のステッカーになります。
車検とは
車検とは、自家用乗用車の場合、新車登録から3年間、それ以降は2年ごとに受ける必要があります。
車検を受けていない状態で公道を走ることはできません。車検を受けないと罰則があります。
罰則はかなり厳しいものです。
法定24ヶ月点検と車検は別物ではありますが、受ける時期は一緒です。
ディーラーに車検を依頼すると、車検だけなのか、車検と24ヶ月点検をセットでやるのかという2択があります。
法定点検と車検を混同していると車検と24ヶ月点検はセットかと思ってしまいますが、別物なのでディーラーに24ヶ月点検を同時に行うかどうかはしっかり考えてから解答しましょう。
法定点検と車検の時期の図
上記の説明から、点検の内容と時期を図にすると以下のようになります。
今は、自家用車も10年を超えても2年毎に車検なので5年目以降は同様に継続することになります。
まとめ
- 法定点検: 12ヶ月点検と24ヶ月点検がある。義務ではあるが罰則は無い。
- 車検: 新車登録から3年間、それ以降は2年ごとに受ける必要がある。受けないと重い罰則がある。
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