概要
- ノーマルの状態でサーキット走行をしたらどうなるのか実験してみました。
- 2022年3月19日のプロクルーズ走行会で、筑波サーキット1000を走りました。
- 15分x4枠でした。
ブレーキパッド
一番問題になるのがブレーキパッドになりそうです。
15分の走行枠を2回走行した後の純正のフロントブレーキパッドです。四分の一ぐらいが熱が入りすぎたため白化してしまっていました。この部分はブレーキが効かないので制動力が落ちます。
また、上部が欠けているパッドもありました。
走行している際には、制動力が落ちすぎて危ない思いをすることはありませんでした。
走行枠が混んでいたので、クーリング時間も走行時間の3分の2くらいの時間を取っていました.
15分枠を2回終えたところで外したブレーキパッドがこんな状態です。
純正ブレーキパッドは手前で制動するので細かいコントロールがしづらいです。サーキット走行ではこの点は問題にならなかったです。一般道のほうが細かいブレーキコントロールが求められる気がしてます。
白化しているところはフェードしてしまっています。一部がフェードしているだけなのでブレーキは効く状態ですが、指数的にブレーキの効きは悪くなっていくはずです。
走行後のブレーキパッドの温度。 走行中はおそらく200度位かと思います。
ちなみに、使っている温度計はこんな感じのやつです。コロナが流行る前の2018年ぐらいに購入していました。
タイヤ
純正についているタイヤはこちらです。
そこそこ良いタイヤということは聞いていたのすが、そのとおりノーマルタイヤにしてはちゃんと発熱したときのグリップ力は高いです。
サーキット走行をしていても、純正のトルク、ブレーキの制動力に見合ったタイヤのグリップ力かと思います。グリップしすぎることは無いです。
一番負荷がかかる左フロントタイヤの走行後の温度は48.8度でした。ちょっと温度計を探すのに手間取ったりもしていたので、走行中は60度ぐらいかなと思います。
2回走行した後タイヤの状態です。
前に聞いた話では、グリップする代わりにすぐに減ると書いてありましたが、そこまですぐに減る感じはありませんでした。
重量が軽いし、先程も書いたようにバランスが良いので減りは早くないかと思います。
走行会を終了した時の左フロントタイヤの状態
空気圧の設定に関して
スイスポ純正のタイヤ、ホイールでの規定空気圧は、
- 前輪:230kPa
- 後輪:210kPa
以前のインプレッサではだいたい冷感で2割くらい空気圧を減らすとちょうどよかったので、スイスポは軽いからインプレッサほど発熱しないだろうと思って、1.5割くらい減らして、
前輪:195.5kPa
後輪:178.5kPa
ぐらいで走り出しました。1セット目が終わった時点で若干空気圧が高めになったので追加で少し抜いて規定空気圧になるくらいでした。
私の使っているエアゲージはバルブのところから空気が少し漏れるので評価が高いエアゲージを買ったほうが良いです。これとか、良さそうです。
街乗りでも月に1回は使うものなので、ちゃんとしたものを買ったほうが良いです。ガソリンスタンドにあるエアゲージが壊れている場面に何度も遭遇しているので自分でちゃんとしたものを持っておくのが良いです。
水温と油温
- 警告が出るほど上昇しませんでした。
- 水温は110度ちょっとまで上昇しました。
- 油温はメーター読みで5分の3くらいまで上昇しました。
まとめ
- 純正の状態で走行会へ行く場合は、ブレーキパッドをスポーツ走行用のパッドに替えてから行ったほうが長い時間安全に楽しめると思います。純正のパッドでは走行会の後半で制動力が落ちてくると思います。
- ブレーキパッド以外は純正の状態でも楽しめる車かと思います。
- サーキット走行の経験がある方ぐらいしか興味ない記事かも。
走行したときの動画はこちら
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