概要
水温センサーを取り付けるついでにクーラントの交換を行いました。
zc33sにもとから入っている冷却液は、ロングライフクーラント(スーパーLLC)です。
スーパー「LLC」(スーパー・ロング・ライフ・クーラント)の耐用年数は初回7年以後4年毎の交換です。
買ったもの
クーラント
評判が良い、定番のKemitecのPG55を使います。特徴は、温まりやすく、安定しやすい。
私の場合は、量はほんと4Lでちょうど使い切りました。怖いので4Lを予備に買ってから作業しました。
HKSのクーラントの説明ページにはMT車は5.4リットルのようです。ドレーンプラグから抜くだけでは内部に1.4リットルぐらい残っていることになります。

クーラーンとチャージャー
クーラント液を補充するためにチャージャーを用意することを強くおすすめします。というか、ほぼ必須です。ペットボトルなどで代用している事例を見かけましたが、代用している人はクーラントをこぼしている事例がほとんどでしたので買ったほうが良いです。
交換作業
ジャッキアップし、20個ぐらいあるネジを外してアンダーカバーを外します。
クーラントの排出
クーラントの交換前に、現状のクーラントの量を写真を撮影しておきます。ちょうど真ん中あたりです。

以下の写真の左上に写っている白い部分がドレーンコックになるので手で緩めます。

アンダーカバーを取り外し、ドレーンコックを開いて下にはペットボトルを加工した受け皿を用意しておきます。

吐出する量が少なかったのでドレーンコックを緩めていったらいきなりスポンと抜けて勢いよく蓋が飛んでいきました。
その結果、クーラントが200ccほど流れ出てしまいました。地道に吐出されるのを待ったほうが良いです。手や腕にかかりました。。。

クーラントのドレーンコックが行方不明になってしまいました。片手でドレーン部分を塞ぎながらあたりを見回して探してました。
結果的には、ドレーンのネジは廃液ペットボトル内に入っていました。片手はドレーンを塞いでいるので、素手でクーラント廃液の中から拾ってドレーンを締めました。

抜ききったクーラントはこちらです。こぼしたので4Lより少なめの3.8Lぐらいです。薄い水色ですが夜に見るとどす黒く見えます。
納車してから2年3ヶ月、2万キロ走った程度なのでまだまだ性能は充分なはずです。もったいないですが、ガソリンスタンドに持っていって回収してもらいます。
→後日、近くのフルサービスの24時間営業しているENEOSに行き、古いクーラント液を回収してもらいました。税込み550円でした。ペットボトルごと回収していただきました。

リザーバータンクは空っぽになっていることを確認します。

クーラントの充填
買ったクーラントチャージャーを取り付けます。
クーラントチャージャーには3種類のアダプターが付いていて車のラジエター側の大きさに合わせて使います。スイスポは青の大きさでした。3つのアダプターの中間の大きさです。


アダプターを付けた後に、ジョウゴを上から力強く押し込んではめ込みます。

こちらのクーラントを補充します。4Lです。

クーラントを補充していきます。

入れているときに気づきましたが、クーラントチャージャーに同封されていた黄色い部品は、エア抜き用の穴です。
エア抜き用だったら、ぶらぶらさせておけば良いかなと思っていましたが、チューブの先っぽをジョウゴに戻す必要があります。結構クーラントが逆流してきます。付属していた黄色い小さな部品は引っ掛けるための部品のようです。(説明書がないから手探りです)

クーラントを補充し、クーラントのアッパーホースを潰すということを10回ぐらい繰り返します。

PG55クーラントの色はコバルトブルーで美しいです。

エア抜きのために暖房を最大にして、風量も最大にします。水温計をつけたのでサーモスタッドが開く水温になったかどうかを判定し易いです。
ノーマルのZC33Sは、開き始め温度が88℃で、全開温度が100℃になります。

アイドリングだけでは85℃ぐらいで安定しちゃうので家の周りをアクセル強めに踏んでエンジン温度を上げに行きます。
近所だし、外気温が20℃程度なので水温は最大でも90℃あたりでした。
ドライブの後のクーラント残量の写真。ほとんど減りませんでした。

12時間後(翌日)に近所に買い物へ行って、クーラント残量を確認したら1目盛り分減っていたので余っていたクーラントを補充しました。これでちょうど4L使い切った状態です。

補充した結果がこの状態。

まとめ
- クーラントをDIYで交換しました。
- クーラントのドレーンプラグを緩めすぎると一気に外れて、勢いよく排出される。
コメント