概要
半年前ぐらいに、データロガーを1.5万円ぐらいで買いました。このままだと、電源が無く、ケースが無いので車への取り付けが困難なのでどうしようか試行錯誤しておりました。
最低限、運用しやすいものを作ったので記録として記載しておきます。+500円ぐらいで作れました。
電池を内蔵することによって、RaceBox Miniと同等の機能を作れました。miniは4〜5万円しますが、今回の方法では1.5万円で作ることができます。
RaceBox MiniだとKartで遊ぶときには使いづらいので要注意。今回のケースはKartでも使えます。
作ったもの






材料
- AliExpressで買ったGoPro 8の防水ケース(350円)
- 秋月電子で買った単4電池の電池ボックス (160円)
- 余ったスポンジの端材
- 5年前ぐらいに買った電子工作のケーブル
- M3のネジ
- 熱圧縮チューブ
設計
ケース
カートで使いたいのでGoProのマウントが付いたケースにします。車に取り付けるときにもGo Proマウントだけ容易しておけば固定できるし。
AliExpressで適当なGoPro用のケースを買って取り付けます。電池とセンサーを全部内蔵できればベストですが、結果としてはちょっと厳しかったです。板バッテリーを使って制御基板を使えば行けそうです。
いま、チェックしたら150円で投げ売りされていたりします。

電源
対応入力電圧3.5から16V DCです。モバイルバッテリーを使えば、5Vで電源が取り出せるし充電しながら給電もできるし、バックアップ電源としても使えるので最高です。
しかしながら、消費電流が少なすぎてモバイルバッテリー側が電流を自動的にオフにしてしまいます。。。。高機能が仇となりました。
自分でリチウムイオン電池とバッテリーコントローラーを使って自作しようと思いましたが、車内では高音になるのでリチウムイオン電池は避けないといけないことに気づきました。(モバイルバッテリーもそもそも使えないですね。。。)
そこで、電源は安全にただの電池にします。
単4や単3電池1本の電圧は、1.2Vなので3本以上必要です。電圧がギリギリだと心配なので降下時も動いてほしいから理想は4本ほしいです。
電池容量に関しては、記録時の消費電流は20mAと書いてあります。スタンバイ時は1mA未満です。手元にあった単4電池の容量は1200mAでした。よって、理論値では180時間稼働できるので十分です。
今回は調達したケースの都合上、単4電池3本の仕様にします。
電池ボックス
秋月電子でGoProのケースの大きさに入る大きさや収まり具合をチェックして現地で色々試して調達。

実装
RaceBox Microの基盤だけを取り出してケース内に収めたかったのですが、微妙に形状とか向きが合わなくて断念して、ケース外側につけることにしました。
ケース裏側に3mmの穴を開けて本体をネジ止めします。ケーブルを内部に引き込むために適当な大きさの穴を開けました。

電池ボックスが内部で暴れないようにするためにスポンジを周囲に張り付けました。電池ボックスから出ているケーブルには、ブレッドボード用のケーブルをはんだ付けして、熱圧縮チューブを巻き付けてあります。

組み上げは30分ぐらいで終わりました。
テスト
RaceChrono MicroとOBDLink MX+を使って、iPhone 16 Proで撮影してみた動画です
まとめ
安価にGoProマウント対応のデータロガーを作れました。
電池残量表示がほしいところではありますが、サーキットに行くときには充電を満タンにするか新品の電池を使う運用にします。
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