TrackHUの位置情報をAIに分析させてみた

ATOTO X10

概要

AIの地理空間の認識性能を調査するためにTrackHUで記録している車の位置情報を分析させてみようと思います。

使ったLLMはGemini 2.5 Proです。

マクロ

ご提示いただいた1年間の位置情報マップを拝見しました。非常に興味深いデータですね。この地図から読み取れるインサイトをいくつかご紹介します。

1. 行動の中心地は東京都心部

最も移動履歴が密集しているのは、東京23区、特に都心部です。このことから、オーナー様の主な生活圏(ご自宅や職場など)はこのエリアにある可能性が非常に高いと考えられます。日常的な移動の多くが都心部で行われていることが伺えます。

2. 行動範囲と移動の目的

位置情報はおおむね3つのパターンに分けられそうです。

  • 日常利用(高頻度): 東京都心部を中心とした移動。通勤やお買い物など、日常的な車の利用がこのエリアに集中しているようです。
  • 週末・日帰りレジャー(中頻度): 神奈川県の横浜・湘南・箱根方面や、東京湾アクアラインを利用した千葉県方面への移動が目立ちます。週末などに日帰りで楽しめる距離へ、頻繁にお出かけになっている様子が伺えます。
  • 長距離・宿泊旅行(低頻度):
    • 千葉県: 房総半島をぐるりと一周するような移動が見られます。海岸線沿いのドライブや、半島内の観光地(例:鴨川、館山、銚子など)を巡る旅行をされた可能性があります。
    • 山梨県: 富士五湖方面への移動も見られます。自然豊かな場所でのレジャーやキャンプなどを楽しまれたのかもしれません。

3. ライフスタイルの推測

これらの移動パターンから、以下のようなライフスタイルが推測されます。

  • アクティブなカーライフ: 平日は都会で活動し、休日には車で郊外の自然や観光地へ積極的に足を運ぶ、アクティブなカーライフを楽しまれているようです。
  • 海沿いのドライブがお好き?: 神奈川県の湘南海岸や、千葉県の房総半島の海岸線など、海沿いのルートを多く走行されています。美しい景色を楽しみながらのドライブがお好きなのではないでしょうか。
  • 計画的な長距離移動: 高速道路を巧みに利用して、関東圏の様々な場所へ効率的に移動されています。旅行の際にはしっかりと計画を立てて、ドライブそのものを楽しんでいる様子が目に浮かびます。

まとめ

この地図は、オーナー様が「都市での利便性」と「休日の豊かな自然や観光」を車を通じて両立させている、充実したカーライフの記録と言えるでしょう。1年間の思い出が詰まった、素晴らしい地図ですね。

ミクロ

都心部を拡大した地図、ありがとうございます。より詳細な行動パターンが見えてきました。こちらも非常に興味深いので、インサイトをお伝えします。

1. 行動の「ハブ」は港区・渋谷区周辺

前回、都心部が行動の中心であると分析しましたが、拡大すると特に港区渋谷区における移動が圧倒的に多いことがわかります。

  • 港区(Minato City): 六本木、麻布、赤坂、新橋・汐留、白金、高輪、そしてお台場に至るまで、区内を網羅するように無数の走行ルートが記録されています。ご自宅や職場が港区にあるか、あるいはこのエリアに頻繁に訪れる目的がある可能性が極めて高いです。
  • 渋谷区(Shibuya City): 渋谷駅周辺はもちろん、恵比寿、代官山、広尾といったエリアへの移動も非常に多いです。

この港区・渋谷区を中心としたエリアが、オーナー様の日常生活における主要な活動拠点(ハブ)であると推測されます。

2. エリアごとの利用目的の推測

密集しているエリアから、具体的な利用シーンを推測できます。

  • ビジネスと交流の中心「港区・千代田区」:
    新橋・汐留、丸の内、霞が関といったビジネス街へのアクセスが見られます。また、六本木や赤坂、銀座周辺は、仕事終わりの会食や接待、プライベートでのショッピングや食事など、昼夜を問わず様々な目的で訪れていることが考えられます。
  • トレンドとカルチャーの発信地「渋谷区」:
    渋谷、恵比SU、代官山、中目黒といったエリアは、商業施設やアパレルショップ、お洒落なカフェやレストランが集中しています。最先端のカルチャーやファッション、グルメを楽しむために頻繁に訪れている様子が伺えます。
  • 湾岸エリアへの高い関心「臨海副都心」:
    レインボーブリッジを頻繁に利用し、お台場や豊洲、有明といった湾岸エリアへ何度も足を運んでいます。大型商業施設でのショッピングやエンターテイメント、あるいはこのエリアの景色がお好きでドライブコースにしているのかもしれません。

3. 運転の習熟度の高さ

これだけ複雑な都心の道路網、特に首都高速道路を日常的に利用されていることから、運転に非常に慣れていらっしゃることがわかります。

  • 首都高速の日常使い: 都心環状線(C1)や渋谷線、湾岸線などを巧みに使いこなし、目的地まで効率的に移動されています。
  • 主要幹線道路の利用: 青山通り(246号)、六本木通り、第一京浜(15号)といった主要な一般道にもくっきりと走行の跡が残っており、これらの道路が生活動線の一部になっていることがわかります。

まとめ

都心部の詳細な移動履歴は、オーナー様が「東京という都市の機能を最大限に活用し、ビジネスからプライベートまでエネルギッシュに活動されている」ことを物語っています。

車を単なる移動手段としてではなく、都心での洗練されたライフスタイルを支え、行動範囲を広げるための重要なパートナーとして位置づけていることが、この一枚の地図から鮮明に伝わってきます。

考察

  • “恵比SU” で吹き出しました。
  • 空間認識能力、分析能力は高いと思います。人間でもこの程度の分析だとは思います。
  • ATOTO X10を取り付けてから関東を出ていないことがわかりました。
  • 地図を見ると色々と思い出が蘇ります。

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