スイスポ(zc33s)エアバッグ警告灯の原因を調査して修理しました

メンテナンス

背景

半年ほど前に、WORKS BELLのステアリング移設キットを設置しました。

エアバッグキャンセラーを取り付けたのに、エアバッグ警告灯が点灯してしまいました。作業中に何かしらミスをしたのかもしれなかったので、ディーラーに点検のついでに警告灯を消してもらう作業を依頼しました。

しかしながら、ディーラーいわく、警告灯が消えないからキャンセラーとかに問題がありそうという回答をもらいました。

それから、原因を特定するのが面倒だったので放置してしまっていましたが細かい整備をちゃんとやっていきたいので原因を突き止めて修理しました。

原因を突き止めるまで

エアバッグ警告灯が点灯する理由は色々あるようです。

そもそも、ステアリング移設キットを装着時にエアバッグキャンセラーはちゃんと接続しているし、ビニールテープでぐるぐる巻きにしてあるので正常に取り付けできているという自信がありました

色々調べていると、ヒューズが飛んでいる可能性があるという記事を見つけました。

ヒューズ切れを確認してみるために、助手席の足元にあるヒューズボックスの一番左下にある「A/B 10A」を抜いて確認してみました。

確認してみた所、ヒューズの断線はしていないし、テスターでも通電していました。

もう、仕方がないのでホーンボタンを外して(装着するのが大変なのであまりやりたくない)エアバッグキャンセラーをチェックしてみました。

そうしたら、一応通電はしているし、抵抗値は2.3Ωと表示されているしちゃんと動いていそうです

しかしながら、計測するときに不安定です。ちょっと端子をずらすと通電しなくなったりします。

そこで、端子の先の接点が酸化してしまっているのかと思ってヤスリで削ったり接点復活剤を塗ったりしました。

しかしながら、結果は同じでした。むしろ、なんか感度がどんどん悪くなっていきました

仕方がないので、どうせ使えない部品だと思って分解してみました。

分解すると、先端にはヒューズが入ってます。ヒューズの通電をチェックしましたが問題ありませんでした。

上のコードの方にはセラミック抵抗が入って熱圧縮チューブ(コルゲートチューブ)で覆われているようです。

上の方の線をコルゲートチューブをカッターで切りながら分解していると、、、なんとセラミック抵抗だけが飛び出てきました

原因はこれだったようです。コルゲートチューブ内でセラミック抵抗の足が折れていたようです。

こんなところを曲げ伸ばししことはないし、曲げ伸ばししたような形跡は無いので最初から壊れていたようです。

設置前にちゃんと抵抗値を測っておけば防げた問題です。設置当初からエアバッグ警告灯が点灯していましたし。

ということで、原因がわかったので修理します。

修理

足の折れたセラミック抵抗を使ってはんだ付けしてみようとしましたが、足が短すぎてハンダが設置する面積が少なすぎてすぐに剥がれてしまいそうなので再利用は諦めます。

手元には2.3Ωのセラミック抵抗が無かったので、昔買ったセメント抵抗を使います。(セラミック抵抗だとエアバッグが破裂するときの電圧で破裂するおそれもあるらしい)

完成したデバイスはこちら。大きくて不格好です。これをビニテでぐるぐる巻きにしてステアリングに突っ込みました。

半年ぶりに消えたエアバッグ警告灯。ディーラーで警告灯を消して貰う必要があるという書き込みがありますが、ディーラーに行かないでも消えました。

今まではエアバッグ警告灯がずっと点灯していたので、逆に点灯していないのを見るほうが違和感があります。

警告灯が付いていないのは気持ち良い。(あたりまえ)

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