スイスポ(zc33s)のホーン交換手順詳細

スイスポ カスタム

概要

  • ホーンを社外品のMITSUBA アルファIIコンパクトに交換しました。
  • ラジエターの前に設置されていた純正ホーンのを撤去して別の場所に取り付けたのでラジエターに空気が少し多く当たるようになります。
  • バンパーを外さないでホーンを交換することは不可能です。バンパーの取り外しと、ホーンの位置を変えたのでそこまでの配線をしないといけないので時間が掛かりました。
  • 所要時間:4時間

ビフォーアフターの比較動画を作りました。

簡単度:

評価 :2/5。

選定基準

ホーンと言ってもたくさん売っていて選ぶのが大変です。YouTubeでホーンの音のサンプルを聞いてもどれも同じような音に聞こえてきて、とりあえずどれも純正に比べれば月とスッポンなので何でも良い気がしてました笑

とりあえずAmazonの販売ランキングで1位のものを買いました。

ランキングに乗っているのは、ホーンと配線のセットですが、配線は自分で配線するので不要です。この配線だけで872円もします。自作すれば50円以内ですし、線の長さを最低限にできます。

よって、買ったホーンはホーン単体のこちらになります。

MITSUBA(ミツバサンコーワ) アルファーIIコンパクト [ クラクション ] ホーン HOS-04G
MITSUBA(ミツバサンコーワ) アルファーIIコンパクト ホーン HOS-04G

取り付け

バンパーを外します。バンパーの外し方はみんカラの記事に詳しく書いてあります。(バンパーを開けるたびにお世話になるページです)

[スズキ スイフトスポーツ]ZC33S フロントバンパーの外し方 パート1
みんカラ(みんなのカーライフ)とは、あなたと同じ車・自動車に乗っている仲間が集まる、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)です。

バンパーを開けるとど真ん中に鎮座しているのが純正のホーンです。

ど真ん中に付いているので、これを外して同じ場所に取り付けるとラジエターに当たる空気の量が減ってしまうので、このホーンは撤去して、アルファ2コンパクトは別の場所に取り付けることにします。

ソケットレンチで取り外しました。カプラーで配線が接続されているのでカプラーも外しました。

ここで注意があります。

純正ホーンを取り外す前にカプラーを外そうとして手をホーンの裏に回したら、手の甲がラジエターに触れてしまいました。ラジエーターは薄いアルミ板で構成されているので、ちょっと触れるだけで曲がってしまいます。

ホーンを取り外してからカプラーを外すようにしてください。

一度潰れたラジエターの板は元に戻りません。爪楊枝である程度潰れたのをもとに戻しましたが、元通りにはなりません。。。

カプラーの形はこんな感じ。このカプラーの必要もないし、純正に戻すことは無いので、このカプラーはカットしてギボシのメスに加工します。

アルファ2コンパクトに付属していたステーとナットです。

アルファ2コンパクトの裏側です。接続は平型端子になっています。

平型端子はホーンと、スピーカーの接続に使われる端子です。

平型端子で配線で端子を作るので、平型端子が無い場合は買っておきましょう。先程の780円の配線を買えば不要です。

平型端子セット 120個セット 絶縁スリーブ プラケース入り メス ヒラ端子 連鎖形 圧着端子 平形 差込 60個 + スリーブ60個
平型端子セット 120個セット 絶縁スリーブ プラケース入り メス ヒラ端子 連鎖形 圧着端子 平形 差込 60個 + スリーブ60個

アルファ2コンパクトの配線説明書です。スイスポの場合は3番になります。

3番の場合は、今まで1つだったホーンが2つになるので、電流が足りなくなる恐れがあります。よって、説明書にはホーンハーネスセットを買えと書かれています。このホーンハーネスキットとは、ホーン駆動用の電源をバッテリから直接配線してくるためのリレースイッチになっています。

しかしながら、わざわざリレースイッチを買って配線するのは手間もかかりますし、邪魔ですのでなんとか既存の配線をそのまま流用したいと考えます。

そこで、既存の配線をそのまま使えるか調査してみました。

zc33sスイスポのホーン用のヒューズは15Aになっています。

スイスポのホーン用ヒューズ

また、アルファ2コンパクトの消費電力は、12Vで4A x 2となっていました。よって、8Aです。既存の配線とヒューズで十分まかなえるはずなので、純正の配線を2分岐して利用することにします。

そして、重要なアルファ2コンパクトの設置場所に関してですが、Webで調べると皆さんつける位置がバラバラです。

ホーンの取り付け位置は結構難しくて以下の要件が満たされる所じゃないといけません。

  • 水が入ってこないように下向きに設置する
  • ステーを取り付けるのは強度を考えるとフレームに直接取り付ける(樹脂部品に共締めしてはいけない)
  • ラジエターやインタークーラーなどの冷却を阻害しない場所
  • 既存のホーンの配線を取り回しやすい所。
  • L字ステーや、T字ステーなどを組み合わせたりしてゴテゴテしないようにしたい。

上記を考慮して、私が取り付けた位置は以下のように左フロントの下部になります。ステーを取り付けている場所には、M6ネジの山が切ってあるサービスホールが開いています。このサービスホールを使って取り付けます。

M6のネジが2本必要になりました。ちょうど昔使ったアルミのネジが余っていたので使いました。

設置場所が決まったので、次に配線を作っていきます。

プラスの配線は純正本がついていたカプラを撤去して純正ホーンの電源を2分岐してホーンにつなぎます。

下の写真は、右側にカプラーを撤去してギボシを付けた配線。左側がそれを2分岐してホーンにつなげるために先端を平型端子のメス端子を作ってある配線です。

2分岐の配線を作る方法は以下の記事で詳しく解説しています。自分で2分岐の配線を作れると、好きなところで分岐を作れるので配線をスッキリできます。

つぎに、アース用の配線を作ります。タイヤハウスの上にアース用のネジがあるのでそこに共締め丸型端子

配線を通した状態の写真です。(LEDのイルミネーションも設置したのでホーンとは関係のない配線も混ざってしまっています。)

車の配線は、プラスとマイナスがダブルコードで1本じゃなくて、プラスとマイナスが別々になるので、配線が汚くなりがちです。

この時点で、ホーンを鳴らして接続が正常かをテストしてみましょう。

配線が正常になっていることを確認できたら、配線を綺麗にまとめていきます。

配線が車の力によって揺れて別のところと触れてカチャカチャならないようにするためにもしっかり固定してプランプランのものがない状態にします。

以下の写真が配線の整理をした後の写真です。

左の真ん中に伸びるのがホーンの接続元です。写真どまんなかにあるネジが切られた穴は牽引フックを刺す穴なので絶対塞がないようにしましょう。私の場合は常に挿しっぱなしなのであまり問題は無いですが、いざ牽引フックをつこうとしているときに配線が邪魔をしてしまったらかなり面倒です。

純正のホーンがあった場所です。カプラーだった部分をギボシにしたのでコンパクトになりました。

これで牽引フックには干渉しないです。

あとは、元通りバンパーを戻して終わりにします。

取り付けの説明動画

取り付け手順の細かい所も含めた動画を作りました。

まとめ

  • zc33sスイスポにおける、良い感じのホーン設置場所が検索しても見つからなかったので色々手探りしながら進む必要があったので時間がかかりました。この記事の手順を知っていれば1.5時間程度で終わる気がします。
  • この記事で提唱しているサービスホールを使うのが一番シンプルで、加工と部品が少なくできると思います。

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