zc33sへの3連メーター取り付け方法(水温計、油温計、油圧計)

スイスポ カスタム

概要

サーキット走行にあると便利な各種メーターを取り付けていきたいと思います。

今回は、水温計、油温計、油圧計の3つを取り付けます。

以前、中古で買ったインプレッサGDBにて、TC2000走行中に前のオーナーが施工したオイルクーラー、オイルクーラーアタッチメントからオイル漏れがあったので、今回は安全にやっていきたいと思います。

特別に必要になった工具

クーラント液を補充するためにチャージャーを用意することを強くおすすめします。というか、ほぼ必須です。ペットボトルなどで代用している事例を見かけましたが、代用している人はクーラントをこぼしている事例がほとんどでしたので買ったほうが良いです。

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使ってみて思いましたが、これが無いとかなり辛いことになると思います。汎用品で充分でした。オイルジョッキと同じで保管に場所を取るので悲しいです。

買った機材

色々買いました。トータル4万円ぐらいかかったと思います。DeFiのメーターが本当は良かったのですが、そんなに高機能なのは要らないのでAUTOGAUGEにしました。センサの精度が悪いとのことでしたが、それも含めて運用しながら様子を見ていきたいと思います。

  • オートゲージ60φメーターセット
  • オイルセンサーアタッチメント
  • 水温センサーアタッチメント
  • オイル
  • クーラント
  • 耐油シールテープ
    など

メーターセット

DeFiのメーターの値段をチェックした後にAUTOGAUGEのメーターの値段を見ると「大丈夫か??」ってくらい安くてびっくりしますが大丈夫です。

大きいのが良いので60φで、見た目が好きな548シリーズにしました。3点セットだと安いです。Defiのメーター1つ分の値段で3使えちゃう感じです。

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オイルセンサーアタッチメント

安い製品だとオイル漏れが起きるようなので、BLITZの製品にしました。とてもしっかりしています。 Oリングも2重になっているので安心できます。Amazonでの評価もとても高いです。

水温センサーアタッチメント

純正より若干太めの表示である30φなのですが、これがピッタリハマります。水温センサーアタッチメントに関しても安いものだと漏れるらしいので、JURANのちゃんとしたものにしました。

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オイル

オイルセンサーアタッチメントを取り付けるのでオイルの交換が必要になります。

今回はMOBILE ONEにしました。

毎回オイル交換のたびにエレメントを交換しています。補充量は3.7L程度なので少し余るくらいです。

クーラント

クーラントのホースを切断するのでクーラントを1度抜く必要があります。抜いた分をもとに戻せば再利用できます。最初は再利用して、サーキットに行く前に交換しようと思っていましたが、大量にこぼしてしまったので入れ替えました。

ほんと4Lでちょうど使い切りました。

耐油シールテープ

水道用のシールテープは持っていましたが、耐油ではなさそうなのでちゃんとした耐油のものを買いました。オイル漏れは本当に大変なことになるのでちゃんと耐油のものを用意します。

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3連メーターポッド(φ60仕様)

高価なので中古で出てくるのを待っていましたが、タイミングが悪くてなかなか出品されなかったので新品を買いました。送料込み¥31,900。

オートゲージのメーターなので配線が多いので何かしらカバーを付けないときれいに配線できないと思ったので買いました。

裸でメーターを設置しても良かったのですが、ここはスッキリ設置していきたいと思います。

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施工方法

付属品のチェック

買ったメーター。

7ヶ月前に買ってました。オイル交換のタイミングを待たないといけなかったのですごい時間がかかりました。

開封していきます。

モンスターの3連メーターポッド。メーターとか資材一式より高いです。。。

オイルセンサーアタッチメントの説明書です。

オイルセンサーアタッチメントの付属品一式です。Oリングは1つ別になっちゃっていますが、取り付けます。右下のネジは使わない穴を埋めるためのネジです。

右のネジはアタッチメントをエンジン側に固定するためのネジです。写真の状態では2つのネジが直列につながっている状態なので外して、適合する方のネジを利用します。

M20-P1.5のネジと、3/4-16のネジがあるようです。

zc33sは、3/4-16の方のセンターボルトを利用します。

(ネジの太さが3/4インチで、ネジの目が1インチ中に16個という意味)

消音します

オートゲージの548シリーズは、起動時に「ピピッ」と音が鳴ります。この音は設定で止めることはできません。物理的にスピーカーを取り外す必要があります。

私は3つのメーターすべてを取り外しました。

オイルセンサー準備

油圧センサーと油温センサーに耐油シールテープを巻きます。

オイルセンサーアタッチメントに仮組みし、使わない穴は付属していたネジで塞いでおきます。このネジには元からシールテープが付属していました。

軽く手でセンサーを入れた状態です。

モンキーレンチでセンサーを締め込んでいきます。

頑張って締め込んでいて、油圧センサーのネジが固くて全然締め込めないので、調べてみるとネジのピッチが違うようです。

オイルセンサーアタッチメント側のネジの規格は、1/8PTです。油圧計のネジの規格は1/8NPTです。

PTとNPTの違いを以下に記載しておきます。

  • 1/8NPTは、アメリカ管用テーパねじ規格(ANSI/ASME B1.20.1)で、ねじ山の角度が60度です。
  • 1/8PTは、JIS規格の管用テーパねじ(JIS B0203)で、ねじ山の角度が55度です。
  • 1/8NPTの方が1/8PTよりもねじ山の数が多く、ピッチ(ねじ山の間隔)が細かいです。

本来はセンサー側の1/8NPTからアタッチメント側の1/8PTへ変換する必要があります。付属していた真鍮のネジがそれに当たります。

しかし、私はそれを知らなかったのでネジ自体がある程度無理やりねじると入ってしまうので結構なトルクで押し込んでしまいました。おそらくネジ山が変形しているので外しても再利用はできないと思います。

もし、やり直すとしたら油圧計センサとオイルセンサーアタッチメントの買い直しになります。。。。本来は買い直さなければいけませんが、見た感じは漏れてくるような感じもしないのでこれで利用を継続してみます。

オイル漏れがあったらオイルセンサーアタッチメントと油圧計を交換します。

オイルセンサーアタッチメントを取り付け

オイルセンサーアタッチメントの固定のためのボルト。このときは2つが連結されている状態です。

真ん中でねじると2つに分解できます。

圧力センサーと温度センサーのケーブルです。

のちのち、ケーブルの長さが足りないことになるのでこの時点で50cmほど延長しておくと良いです。ケーブルを配線してから延長するとなると、車で作業する必要が出てくるのではんだ付けが大変になります。

ポリエステル編組スリーブでセンサーのケーブルを保護します。

耐熱区分 H種なので、180度まで耐えられます。2.5mほど切っておきます。

途中で水温センサーとも合流させますが、水温センサーと合流させるところでカットして使います。

ポリエステル編組スリーブの末端はライターで炙ってほどけないようにしておきます。

ポリエステル編組スリーブで保護したところ。後ほどインシュロックで締め付けます。

オイルセンサーアタッチメントを取り付けます。Oリングに新しいオイルを塗布しておきます。

取り付ける部品の順番はこのようになります。左から、アタッチメント、ボルト、オイルエレメントとなります。下のボルト1つは不要です。

オイルセンサーアタッチメントを取り付けたところ。

こんなに大きなディープソケットが無いのでモンキーレンチでトルクがわからないのでエレメントと同じくらいのトルクで締め込んでおきます。

エレメントの規定トルクは14Nmです。

熱を持つエンジンやホースが多いのでウォッシャー液の方を回ってケーブルを上げていきます。縛り付けるフレームが少ないので空中配線が多いです。

何回も配線通しを使って良い感じのルートになるまで試します。

最終的にはこのあたりを通しました。ウオッシャータンクの近くを通る感じです。

このあたりから上の方に持ち上げます。

理論上、エンジンは水温や油温より熱くはならないはずなので耐熱のタイラップで縛っても問題はなさそうですけど怖いので避けます。

写真を多めに掲載しておきます。

このあと、タイラップでギボシ周りを止めてました。

最終的には以下のように配線しました。振動でエンジンやホースに接触しないようになることを意識しました。

オイル交換

今回はMobil 1 (5W-40)を入れます。

オイル交換の方法はこちらの記事を参考に。

水温センサ取り付け

水温計に耐油シールテープを巻きます。若干ゆるいので4周ぐらいしておきました。

こちらのクーラントの交換に関して書いてある記事を参考にクーラントを抜きます。(もし、クーラントを全部交換しないならば1.5Lぐらい抜けば良いと思います。抜いたクーラントを再使用しても良いと思いますが、多少はこぼれるので予備を用意しておくことをおすすめします。)

ラジエターのアッパーホースに、どのあたりに水温計を取り付けるか目安としてマスキングテープを貼り付けておきます。

クランプを外してホースを抜き取ります。ホースを装着したままカットしても良いですが、近くにゴムのホースがあって傷つけたら大変なので安全を考えて外します。

外したホース。クランプがすごい硬いので注意してください。ラジオペンチだとギリギリの大きさでした。

カッターでカットします。垂直に切るように注意しましょう。

クーラントが漏れると嫌なので液体ガスケットを使います。

水温センサーアタッチメントには、評判の良いJURANの水温センサーアタッチメント。PT1/8で30φです。このサイズがピッタリです。

開封します。

仮止めしてみます。

ホースバンドをつけてみて仮止め。

液体ガスケットをしっかり塗ります。

ホースクランプは締めてもホースが劣化しずらい接点が平らな表面です。

ぴったりです。

水温センサーを締め込みます。

後はホースを下に戻して、クーラントを補充して終わりです

メーター取り付け

monsterのメーターになります。両面テープとロゴステッカー、メーターポッドに貼り付ける小さなアルミっぽいステッカーが入っています。

説明書の取り付け方法のページ。穴あけ位置は相対的な場所しか書いていない

メーターポッド周りに関しては、可能な限り室内で配線やテストを行っておきます。

メーターポッドの取り付けにあたっては、メーターの周りには付属していたスポンジを巻いておきます。

メーターを設置して動かなかったら困るので、家の中で配線をしてみて動くかどうかのテストをしてみます。

電源ケーブルだけつけて、電源が入ることを確認するところまでやりました。

保護シールを画面につけっぱなしなので少しメーターがくすんで見えます。

そして、電源に接続するケーブルの末端を延長しておきます。4本あり、接続の仕方によってライトの光り方が変わります。もともとの配線は先っぽがすごい細いので太めの配線(0.5sq)をはんだ付けして、熱圧縮チューブで絶縁&保護しておきます。

電源側はWAGOのタップに接続するのでギボシ端子の圧着は不要です。(かなり楽)

延長が完成した図。

これで、室内でできる準備は終わり

メーターポッドの設置

エンジンルームから、右フロントタイヤの裏側を通して室内にセンサーからのケーブルを引き込んできます。

この際に、リアのウィンドウウォッシャー液のホースは撤去しました。その穴を通して行きます。すでにリアワイパーは撤去済みです。

その際に気づいたのですが、うすうすと感じてはいましたがセンサーからのケーブルの長さが足りません!

だいたい30〜40cm程度足りないです。

同じような書き込みがないかを調べてみたら、同様のことを言っている人がいました。

センサーのケーブルは外すのが大変なので、運転席を作業場にしてはんだ付けしながらセンサーからのケーブルを延長します。

延長するケーブルの数は2+2+3=7本。末端はオートゲージ用のコネクタを再利用する必要があるので、配線をカットして40cmのケーブルを割り込ませるような作りです。

1年前に買ったUSBはんだごてが大活躍です。これまた昔に一応買っておいたMakitaの18VバッテリーからUSB電源を取り出すアダプターも大活躍です。はんだごての温度は意外とすぐに温まるのでびっくりです。

施工前のケーブル。

施工後のケーブル。はんだ付けしているので1時間ぐらいかかりました。こちらも全部熱圧縮チューブで保護しています。

メーターポッドの設置位置をマスキングテープでマーキングします。

マーキングした場所と、説明書にある絵を見ながら穴あけする位置をざっくりと決めます。バツ印の真ん中で穴あけします。

まずはドリルで穴あけします。

無事貫通しました。

その後は、通称たけのこ、ステップドリルで15mm程度に穴あけしました。

配線通しを使って配線を持ち上げていきます。

ようやくダッシュボードまでセンサーからの配線が来ました。

メーターポッドの取り付け前の動作テストをします。

油圧計はアラートのLEDが点灯しているのが正しいです。設定値以下にアラートが鳴るような仕様です。油温、水温は設定値以上でアラートが鳴ります。

配線が振動でカタカタと音がしないようにするためにテープで一通り留めます

このあと、ダッシュボード側をメーターポッドに付属していた脱脂用の布を使って脱脂し、両面テープで固定します。

両面テープなので強度を出すためにしばらく上に重しを置いて起きます。

完成図

昼間モード。

保護シールがつけっぱなしなので少し汚いです。

保護シールを外しました。

夜モード。

かっこよいです!

まとめ

  • 3連メーターを取り付けました。
  • 付随する作業として、オイル交換、クーラント交換をしました。

追記

  • 2024/9/27
    • 油温計が激しく上下するときがある。真夏の油温が高めのときに発生した。センサーかメーターが故障してる。
    • しかし、少し時間が経過すると正常に戻った。

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