オーディオ改善計画 – その2(デッドニングのやり方を解説)

スイスポ カスタム

概要

スピーカー交換とデッドニングを同時に行ってしまうと、それぞれがどの程度良かったのかがわからなくなります。

前の記事ではスピーカーだけを交換して音質の変化を検証しました。

今回は、前回取り付けたスピーカーに対してデッドニングを行います。

買ったもの

Amazonの安い防音シートです。こだわりだすと高いのでこの程度にしておきます。重くなっても嫌なので。今回は必要最低限にします。そもそもスイスポは快適性より軽さが売りなので。

Amazonベーシック 車載用防音シート 37×25cm 10ピース
Amazonベーシック(Amazon Basics)
¥2,443(2024/04/30 01:46時点)
車の防音材(10ピース)。より静かで快適な車内環境を提供します

上記の防音シートだとデッドニングをするための資材が少し足りないので以下を買い足します。スピーカー裏のウレタンスポンジを使ったぐらいなので買わなくても大丈夫だと思いました。

ZHUBANG 防音材料 スピーカー用防音テープ スピーカー背面制振吸音材 制振シート 防音フォームパネル 断熱マット吸音マットシート 自動車用断熱フォーム 制振材増量+内張りはがし+デッドニング用ヘラ 豪華24点セット(ブラック)
ZHUBANG
¥2,090(2024/04/30 01:46時点)
【セット内容】 スピーカー背面制振吸音材(約200×200mm/厚さ約20mm・・・2枚) スピーカー用防音テープ(約20×600mm/厚さ約25mm・・・2本) 制振シート制振材(ブラック)(約100×100mm/厚さ約2mm・・・15枚)・内張りはがし(4本) デッドニング用ヘラ(1本) 重量:1.34kg

スピーカーに繋がっているコンデンサをドアパネルに固定しておくために粘着テープを使いました。浸水してくる可能性がある部分なのでテープの種別に要注意です。

3M スコッチ ダクトシールテープ 48mm×27m DUCT-27
スリーエム(3M)
¥652(2024/04/30 02:19時点)
●入数:1巻●色:シルバー●幅(mm):48●長さ(m):27●厚み(mm):0.17●粘着力:4.4N/25mm●手で切断可能●基材:ポリエチレンフィルム(ポリエステルメッシュ入)

その他の資材

AZ(エーゼット) パーツクリーナー ブルー 840ml×4本 Y004
AZ(エーゼット)
¥2,283 (¥571 / 本)(2024/04/30 01:46時点)
内容:パーツクリーナー スプレー840ml×4本
チャンピオンツール ボールグリップドライバー +2×150 プラス 普通タイプ 丸軸 マグネット付き 磁石 2番 150mm プラス2 No.2 日本製 ドライバー 工具 No.2000
CHAMPION
¥870(2024/04/29 21:06時点)
【軸】丸軸 普通(非貫通)タイプ マグネット付き 【軸先端】プラス(+) 【グリップ】形状:丸型 、カラー:赤色

リアスピーカーの取り外し

軽量化のためにリアスピーカーを取り外します。

このときは、バイアンプ接続をしようとしていたのでリアスピーカーは使わなくなる予定でした。

カーオディオ関連の後部座席に座る人は音楽無しという割り切りです。どうせ後部座席に人が座るときには会話をするから音楽は重視されないだろうし。

後部のドア内張りもフロントと同じようですが、フロントより簡単です。内側ドアハンドルのところにネジが1本あるだけです。

スピーカー部分のネジを外します。すごい軽いです。

コネクタは使わないのでビニテでぐるぐる巻きにして、ドアの内部に貼り付けておきます。貼り付ける際は、貼り付ける場所をパーツクリーナーなどで脱脂したうえで、粘着テープで貼り付けておきました。

浸水するところなのでなるべく高い位置に固定しておきました。

配線は残しておいて、フロントスピーカーだけで問題ないことがわかったら排除しようかとおもいます。

リアスピーカーを撤去したところは穴が空いてしまうので塞ぐ必要があります。塞ぐための適切な部材が無いので防音シートを貼り付けておきます。

アルミ素材なのでハサミできるとハサミが傷んでしまうのでカッターで適当な大きさに切ります。

適当に合わせて端っこの余分なところは切り落とします。プラスドライバーのおしりのところで押し付けて粘着させます。

ドアの他の部分は穴だらけなので防音効果は無いです。ただの穴を塞ぐ目的のためだけです。

フロントのデッドニング

ドアのデッドニング

油性マジックでビニールシートに防音シートを切り取る部分をマーキングしていきます。配線を逃がすところは少し大きめに切り取らないといけなので配線の取り回しも考えながら書いていきます。

小さく切ってしまっても上から別のシートを貼ればリカバリーできるのであんまり細かいところを気にしなくても大丈夫です。

このビニールの向こう側は浸水区画。手前側は乾燥区画です。隙間があると室内に水が入ってくるのでしっかり意識しておきましょう。

早速ですが水濡れを見つけました。屋内保管なにの濡れているって。。。1週間前の洗車で浸水しているっぽいです。

できるだけブチルをビニール側に残して引き剥がしていきます。ブチルが劣化していないので粘着性がとても高いです。昔よりブチルの性能が上がっているようで柔らかくてまとわりついてきます。

ドア側に残ったブチルは瞬間冷凍スプレーをすると固まって剥がしやすくなるらしいです。その後、微妙に残ったブチルはパーツクリーナーで溶かして剥がすのが良さそうです。

しかしながら、このブチルは残しておいても実害は無いのでそのままにしておきます。

そして、配線の逃がし方を考えます。ドアの部分のケーブルは太いのでどうやって回避するか考えてました。

上から防音シートを貼り付けて、浮いているケーブルの隙間の下には追加で貼り付けたり周りを大きく上からシートを貼り付けるのが良さそうだと思いました。そもそもドアの上の方なのであんまり浸水はしてこない気がします。

ゴム手袋でブチルを剥がした結果です。こんな感じ。すごいベチョベチョ。素手では作業しちゃだめです。あちこちに付着しちゃいます。

ドア裏に制震目的でアルミのパネルを貼ります。今回はデッドニングキットの中のものを使いましたが、Amazonの防音シートを切るのと同じです。

ドアの外側をコンコンと叩いてみて音が一番低くなる部分に3枚貼り付けました。

防音シートをビニールでかたどった大きさに切ってドアに貼り付けていきます。貼り付ける場所はパーツクリーナーで脱脂しておくのを忘れずに。

ドライバーの裏で押し当てて粘着させます。

一通り穴を全部塞ぎます。

後々の検証でわかりますが、このドアの隙間を密閉することでブックシェルフスピーカーのエンクロージャーの役割を果たせるようになって、ドア全体から重低音が出るようになると思います。

水が入ってこないように隙間はできるだけ埋めます。

ドアのワイヤー部分も可能な限り隙間を埋めます。パテで埋めたくなりますが、一旦これで様子を見ます。

太い配線の部分には追加で防音シートを貼り付けてます。

少し心配なところは粘着テープで補強しています。

穴が大きくて防音シートを2枚使ったところは一応粘着テープで補強しています。配線の出入り口もアルミの防音シートだと回り込みづらいので粘着テープで補強しています。

太い配線の出入り口。防音シートを2枚に分けてその隙間から配線を入れています。意外と綺麗にできました。

スピーカースポンジ

UD-K621に付属してきたスポンジをスピーカーの周囲に取り付けます。脱脂するのを忘れずにしてください。

外側と内側の区別があるので注意してください。波が細かいほうが外側になります。

ちなみに、Amazonで買ったデッドニングキットに付いてきたスポンジがこちらになります。比較するとすごい貧素なのがわかりました。。。

スポンジを取り付けた後はこんな感じになります。コーン紙に接触しないようにやりましょう。また、コンデンサは内張りと干渉しない部分であるスピーカー上部に粘着テープで留めました。

ツイーターのデッドニング

ツイーターはあんまり振動する部分ではないので、反響を防ぐためにスポンジを周囲に貼り付ける程度にしました。

横から見るとこんな感じです。デッドニングキットに付属していたスポンジを使っています。

そのままだと厚すぎるので半分の暑さに切って貼り付けました。

まとめ

  • デッドニングには時間がかかります。
  • ブチル剥がしをちゃんとするならば、もっと時間がかかると考えると専門店に任せてしまうのはお得に感じます。
  • 別の記事にて、デッドニング前後の比較を書きます。

例えば、M&Mデザインさんのこの動画にあるウェルカムプランはスピーカーのバッフルの値段を考えると10万円って安いと感じます。作業の内容もとても丁寧です。

コメント