zc33sへオートゲージのブーストメーター取り付け方法

スイスポ カスタム

概要

  • Defiのブーストメーターを買うと1つ2万円近くします。よって、Defiの油温計や油圧計、コントローラーを一通り揃えると10万円ぐらいかかります。
  • オートゲージ (Autogauge)やPivotなどのDefiほど高機能じゃなくて安いシンプルなメーターがあります。
  • 今回は、オートゲージの548シリーズのブーストメーターを買って、スイフトスポーツ(zc33s)に取り付けました。

設置方法の説明

買ったもの

Amazonでは9,000円弱ですが、ヤフオクや楽天などではセットで買うことで1つ5,000円ぐらいで買えます。

オートゲージ AUTOGAUGE ブースト計 548シリーズ 60mm 60Φ スモークレンズ ワーニング エンジェルリング機能付き
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ブースト計はターボのかかり具合が判り、規定値よりもブーストがかかっていない/ブーストが全くかからない等トラブルの発見に役立ちます。

説明書。とてもシンプルです。重要なのは7番目の配線方法です。本体からは4本のケーブルが出ているので、その4本をどのようなライティングにするかによって配線する方法が異なります。

普通は、上から3番めの昼は白色で、夜(ライトを付けたとき)は赤色にするのが基本だと思います。気をつけなければいけないのは、説明書の説明が間違っていてオレンジ線をパーキングのシグナルにつなぐと書いてありますが、正確にはオレンジ線をイルミネーション(ライトを付けたらONになる線)につなぎます。

もう1枚の説明書はこちら。英語です。

警告・ミュート機能の設定
警告機能を設定するには: 自動キャリブレーションが完了したら、ポインタとエンジェルリングが点滅し始めるまで、ボタンを約5秒間押し続けます。解除ボタン。ボタンを長押しして目盛り上をすばやく移動するか、トグルボタンを押してポインタを少しずつ移動します。必要なポインターを取得したら、「設定」するまで5秒間待ちます。ポインターの点滅が止まります。

警告音ミュート機能:

1.)イグニッションキーがオフの位置にある状態で、ボタンを押したままにしてイグニッションをオンにし、ポインタが停止するのを待ってからボタンを放します。
2.)サウンドをオンに戻すには、手順1を繰り返します。

ピークリコール:

1.)ボタンを1回押して、ピークレベルを呼び出します。ブルーライトはゲージがリコールモードのときに点灯します。ポインタがゲージが到達した最高レベルに達し、そこに約5秒間留まります。
2.)ピークレベルをリセットするには:ピークモード(青いライトが点灯)でボタンを押し続けます。

箱から取り出して現物を見てみます。安いから品質が悪いことを心配していましたが、とてもきれいです。表面に保護シールが付いているので写真は少し汚いですが綺麗です。

裏はこんな感じ。ナット2つは調整用なのかと思いましたが、メーター自体を分解するためのナットです。左下のhexネジがメーターの針を調整するためのネジ穴になります。

付属品一覧です。色々入ってます。

開封してみたところです。上から、圧力センサ、配管チューブ、メーター間接続用ケーブル、配管のフィルタ、配管を分岐するT字型分岐、メーターフードとステー、両面テープなど。

初期不良があると困るので、一旦家の中で12Vの電圧をかけて接続してみます。

電気が細いので、ギボシ端子を圧着するのがちょっとむずかしいですが、線のクオリティは高いので普通に圧着すればOKです。

アース線はメスのギボシ、それ以外は電極がプラスなのでオスのギボシを取り付けます。

10年前ぐらいに買った、12VのACDCアダプタです。主に車の電装をテストすることにしか使わないのでギボシを取り付けてしまっています。これを直接くっつけてテストします。本当ならヒューズを挟んでおいたほうが安全です。

夜モード。Amber。

昼モード。

夜にこの昼モードだと結構眩しいです。そして、昼にAmberだと暗い感じがしてメーターが読みづらいです。よって、ちゃんとイルミネーション線をつないで昼と夜でそれぞれ色を設定するのがおすすめです。配線を4本引かないといけなくなるので面倒ですが、やっておいたほうが良いです。

取り付け場所

理想は、monsterのピラーメーターフードを使ってAピラーに埋め込むことですが、いかんせん高いです。2万円払ったからといって、速くなるわけではないのにおしゃれのためだけに2万円はちょっと悲しいです。

そこで、汎用ピラーメーターフードを買ってみました。2000円なので、使えなくてもまぁいっかという感じでダメ元で人柱として買ってみました。今回買ってみたのはこちらの商品です。削ったりして加工すると思うのでカーボンではなく黒の方を買います。

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ブースト計、ゲージ、油温計、油圧計、排気温度計などの重要な車の計器をスタイリッシュに保護しつつ、見た目も一新できるMONOSTOREの車用1連ピラーメーターカバーです。

加工することを前提としているからか、仕上げ処理は雑な印象です。

同封されていた説明書です。

メーターを取り付けてみたところ。大きさはピッタリ。

良い感じに見えます。

横から見たところ。

しかしながら、このメーターフードを実際の車でAピラーに合わせてみると、結構ピラーの上の方につけないとしっくり収まらないことと、メーターの角度が調整できなくて(固定なのであたりまえですが)自分のドライビングポジションに合わせられないのでこれを使うことは諦めました。

しかも視界の邪魔になります。ただでさえAピラーは目に近いところにあるのでブラインド部分が多くなっちゃいます。

左に置こうとも思いましたが、左は水温、油温、油圧を置こうと思うので空けておきたいところ。

やはりオーソドックスに、付属のステーを使って右側に設置しようと思います。オービス探知機は見えづらくなりますが、基本的には音で知らせてくれるのでモニタが見えなくても良いかなと思いました。

メーターの調整

上の方の動作テスト時の写真にもあるように、メーターの針の位置が少しずれています。センサー自体は相対気圧でセンシングしているようなので、何も圧力がかかっていないときには0を指すはずですが、少しマイナスを指します。

なので、裏にある指針値の調整ネジで調整します。細い6角です。

私はこんな感じの精密特殊ドライバーセットを使っています。昔は5000円ぐらいしたけど今は安いです。。。

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この穴に挿して、ねじります。やはり家の中で動作テストをしておいてよかったと感じました。設置してしまうと面倒です。

配線準備

とりあえず、夜のAmber表示は面倒なので3本だけ接続する前提だったので二股のギボシを3つ作りました。

配線の分岐が多くなったので、設置後にワンタッチコネクタに置換えました。ワンタッチコネクタを使う場合は二股が不要になり、配線の末端にギボシ端子を使わなくて済むので楽ですし、スペースの節約になります。

二股のギボシの作り方は以下の記事に詳しく書いてあります。

ナビ裏から電源を引っ張ってくるので延長用のケーブルを3本作りました。

常時電源、イルミ電源は、ナビのハーネスから分岐してきます。ACCはシガーソケットに来ている電源、アースもシガーソケットに来ている電源を引っ張ってきます。シガーソケットに来ている電源は15Aのヒューズにつながっているので容量が大きいためです。

ギボシで分岐していた時の写真。結構汚いです。。。

センサーの取付

取り付け場所を模索します。本当は配管に近いこの辺りにつけたいのですが、ストラットバーには挟み込みたくないので諦めます。

こんな感じで取り付けます。平型のアルミのステーが手元にあったのでそれを使ってオイルキャッチタンクにトモジメします。

コードの接続元が裸なのでコルゲートチューブ(熱収縮チューブ)で保護します。

コルゲートチューブのセットでギリギリ入る7mmを使います。ギリギリなので少しづつ通します。

完全に通しきらないで、コネクタに少しかかるくらいで止めます。これにより、中に水が入らないようにします。

あとは、ライターで炙って収縮させます。あとは、コネクタ自体の防水もやりたいですが良い方法を考え中です。とりあえず放置です。

次に、配線を通していきます。運転席からコードを引っ張っていきます。

右フロントのタイヤハウスカバーを外すと、運転席へつながっているグロメットがあるのでそこを通すのが良さそうです。クリップを外していきます。

5箇所ぐらいはずすとガボッと外れます。

青いほうを使います。青いほうは、リアのウォッシャー液です。私はリアワイパーは撤去してあるのでゆくゆくはこの配管を撤去したいので、とりあえずここの穴を使います。

運転席側から突っ込むとこんな感じに出てきます。

タイヤハウス側から運転席に配線通しを突っ込みます。

タイヤハウスからはこんな感じで配線を通せます。

作業するにあたっては、手が入りづらくてグロメットの部分に切り込みを入れて配線を通す作業をするために、作業スペースが確保できなかったのでジャッキアップしてスペースを確保しました。

ぎりぎり、タイヤは外さないでもスペースは確保できました。

グロメットの端っこに切れ込みを入れて配線を通します。これだけだと防水性が失われるので、何らかの防水処理を後日行おうと思います。ウォッシャー液の配管を撤去するときに、ゴムブッシングに打ち替えようと思います。

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水に濡れた形跡は無さそうなのですぐに問題になることは無さそうです。

配線がここに出てくる。

これで運転席から引っ張ってこれました。

本体の位置や配線の長さを確認するために一通り接続してみます。

配管の分岐

いよいよ配管をつなぎ替える作業です。

つなぎ替える配管は、運転席の前あたりにあるオレンジのフィルタが付いているゴムの管です。

とてもきついので、マイナスドライバーでこじって取りました。

取れたゴムの管

取れたところ。

新しいゴム管はこちらを使います。ブーストの配管には負圧、加圧が結構かかるので管が伸縮しないようなものを使わないとブーストの反応が遅くなったり、ECUへのセンシング結果が変わったりしてしまいます。

メーターに付属しているチューブはかなり硬くて加工が難しいので使いません。

一応、今回選んだものは壁が厚くてあまり形が変化し無さそうだし評価が高いので選びました。1mあれば十分です。

設置前にサイズを合わせて組み立てられるところは進めておきます。最後は原寸合わせが必要なのでちょっと長めに組み立てておいて、組み付けるときにカットします。

ホースクランプは9mmと8mmのものを使いました。はめ込む配管の太さによってクランプする径が少し変わるので、場所によってちょうどよいクランプを利用します。

配管とセンサーの設置を完了した写真

オートゲージの圧力センサーは水濡れに弱そうです。Defiのセンサーはセンサーのコネクタ部が防水されているのですが、オートゲージの方は配線がむき出しです。

Defiのブーストセンサー

これも今後、防水処理をどうにかしたいと思います。シリコン系のコーキングか、パテを盛り付ける予定です。

メーターの設置

この時点で動作テストをして、問題無さそうならばメーターを固定していきます。

両面テープで固定するので接着部分を脱脂します。パーツクリーナーでやっちゃいます。

このあたりに斜めにして設置します。

Aピラーから配線を出す隙間が少ないので切っちゃいます。

先っぽを1cmぐらい切りました。

配線の取り回しは以下のような感じです。

メーターが邪魔でピラーを入れづらくなりました。窓枠のゴムを1回外してからじゃないと綺麗にはまらないので、諦めてゴムを1回外しましょう。

ピラーを戻して、稼働させたときの写真。

かっこいいです。

少し加工をしてみたところ。

軽く動かしてみた時の動画をこちらに貼り付けておきます。

まとめ

  • オートゲージのブーストメーターを取り付けました。
  • 作業時間は写真を取りながらやって6時間ぐらいでした。
  • 宿題が色いろあるので後日少しずつ解決します。

宿題

  • センサーの防水処理
  • タイヤハウスの裏の防水処理

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