概要
- 1ヶ月前にNOBLESSEの未塗装アイラインを買いました。到着したので早速塗装してみます!
- なぜNOBLESSEの未塗装アイラインを選んだかは、以下の記事をご覧ください。
今回使ったもの
- 耐水ペーパー
- シリコンオフ
- プラサフスプレー
- カラースプレー
- クリアスプレー
- マスカー(ベランダで塗装する場合)
- 無くても良いが塗った方が仕上がりが綺麗
- コンパウンド(必要に応じて。使わないで良いかなと思います)
塗装
準備
NOBLESSEから送られてきたアイラインはある程度荒いヤスリがけされた状態で送られてきます。ザラザラしているという感じです。
表面は汚いわけではなく、綺麗にヤスリがけされているのでこの上からすぐにプラサフを吹いて良い状態で送られてきている感じです。
ちなみに、プラサフとは、プライマ+サーフェイサーの略で塗装を乗りやすくするプライマーと下地材のサーフェイサーが混ざったものを指します。
普通なら、プライマー(塗料と材料の密着を高めるための下地)を塗って、サーフェイサー(細かい傷を埋めて表面を平にする)を塗るという2手順が必要です。
アイラインが届いたことが嬉しくて、手でベタベタ触ってしまったのと、ゴミが混入している可能性があるので石鹸で水洗いました。
表面がザラザラしているので冬でもすぐに乾きます。そして、シリコンオフで脱脂します。
次に、塗装しやすいように持ち手を作ります。
持ち手はかなり重要です。今後塗装の過程で裏返したり方向を変えたりするので少しぶつかっても剥がれることがないようにしっかりと固定しておきましょう。また、土台としても使うので風が吹いたりちょっと触っても倒れたりしないようになっているのが良いです。
今回はマスキングテープで空き缶と固定しましたが、使い勝手を考えるとギリギリでした。接着面が少ないので、粘着テープや両面テープを使ってしっかり固定しておいたほうが安心して作業できたと思います。また缶なので倒れやすいなぁと感じました。
部材が上の方に着いているので、重心が上の方になってしまっていますので。
塗装場所の確保
早く塗装したいのですが、その前に塗装をする場所を確保したほうが良いです。
私は、最初のうちはマンションの外の端っこの方に行ってスプレーをしていましたが、往復が面倒なのです。特に帰りは、スプレーで塗った生乾きのパーツを持って部屋まで帰らないといけません。近所の目も気になります。
なので、マンション住まいの人はバルコニーにマスカーを使ってそこで塗装をしたほうが良いです。
今回の塗装場所の写真です。
ちょっとこれだけでは、必要最低限って感じでした。もっと広い範囲をマスキングしておいたほうが良いです。これの1.5倍位の範囲をマスキングしたほうが良いなと思いました。もともと汚いバルコニーなのでこの程度で良いかなと思いましたが、塗る色が黒なのに対してバルコニーの外壁が白なのでちょっと微妙な感じはあります。
塗料は溶剤と一緒に壁には付着しないので落ちない汚れとはなりませんが、塗料の粒子が広い範囲に飛びます。
プラサフ1回目
次はいよいよプラサフを吹きます。
プラサフはあんまり失敗しないらしいです。確かにきれいな仕上がりで塗れました。塗装の厚さがよくわからないので、1回目ということもあり表面が1分ぐらいで乾くぐらいの厚さにしてみました。
マンションに住んでいるのでマンションの端っこの方で塗装してみました。
パーツ形状からみるに、脇に塗り残しができそうなので、塗る順番は真横から塗って、最後に上の面を塗るという順番をすべての工程において厳守しました。
以下がプラサフ塗装直後の状態です。
規定時間、乾燥させた後の状態です。とても綺麗です。
しかし、よく見ると端っこにバリがあったり、ホコリが混入していたりします。
バリの大きさに合わせて耐水ペーパーで削っておきましょう。最終的には800番ぐらいまでに仕上げておきました。
ヤスリで削った後の状態です。手元の作業灯が無いと見つけられないので、しっかりと明るいところで作業をしましょう。
しかもライトの色は白色で確認してください!!白色だと、赤青緑の三原色が入っているので色が着いた影などの見落としがありません。
このように、プラサフを吹くとプラサフのグレーによって凹凸が目立ちやすくなって表面の汚いところが発見しやすくなります。
プラサフ2回目
プラサフ2回目を吹いた後の状態です。1回目に見つかったバリの部分は綺麗になりました!
塗装1回目
塗装の1回目は欲張らずに、薄く塗ることが重要です。一通り薄っすらと塗料が乗って色が着いたくらい。サーフェイサーのグレーが見えなくなるくらいを目安に塗ります。
塗料はこちらを使いました。私のスイスポはメタリックなのでラメが少し入っている塗料になります。俗に言うマイカという種類です。
匂いがすごいキツイのでご近所に注意しましょう。
また、塗料がかなり空中に舞います。3mほど離れたところにパーツを置いていたのですが、塗料が飛来して汚れました。ベタっと付くわけではなく、でっかいホコリみたいな感じのものがたくさん舞う感じです。
風向きが重要です。逆に風がないところだと舞った塗料が停滞してしまっていつまでも塗料が振ってくる状態になってしまうので注意です。
1回目の塗装を塗り終えた状態がこちら。サーフェイサーがつや消しということもあり、この時点では全然艶が無いです。
そして、ホコリが尋常じゃないくらい乗ります。このパーツ自体がABS樹脂なのですが、ABS樹脂は静電気が帯電しまくるらしいです。
以下のような、除電ブラシを使うと除電できるらしいです。テレビの画面についたホコリが綺麗に落ちるらしいです。
今回は買いませんでしたが、絶対買ったほうが良いです。塗装2回目以降、ホコリとの戦いに殆どの時間が持っていかれます。
塗装2回目
厚めに塗りました。
塗った直後はテカテカしています。
部屋の中に持っていくと、ホコリがすぐに付着するのである程度外で乾かしています。少し風があるので、それはそれで砂が付着するリスクがあるので難しいです。。。
ほんと、部屋に持っていくとホコリ吸着マシーンか!?というくらいホコリを寄せ付けます。。。
塗装3回目
塗装3回めが終わった所です。艶は出てきません。
クリアを吹くと艶が生まれるっぽいです。塗料だけでは艶は出ないようです。そして、このちょっと凸凹している感じは、これで正しいようです。車自体の塗装もよく見ると凸凹しています。これを塗装の肌と呼びます。
この肌の感じもパーツを付ける車と合わせる必要があるので様子を見ながら塗り重ねましょう。
写真右下にも白いホコリが乗っちゃってます。こういうのはピンセットで除去して、耐水ペーパーで軽く凹凸をならします。
塗装4回目
この時点で、静電気除去にはアルミテープを貼るのが良いというのが一時期ブームになったことを思い出しました。
そこで2年前に家のリフォームでダクトをつなげる時に使ったアルミテープの残りを付けて除電を狙ってみました。アルミテープに通電性があることが必要なので貼り付ける前にちゃんとテスターで通電するかをテストしてあります。
効果は、、、、、あるような無いような。ホコリが2割程度つかなくなったような気がするくらいです。
2本両方ともやってしまわないで、片方だけやって比較すればよかったです。
なにはともあれ、4回目の塗装です。
これで塗装は終わりにしたいので垂れるギリギリのところを狙って厚めに塗りました。
塗装直後の写真。
クリア1回目
ウレタンクリアは高額なので、アクリルクリアにします。
クリアを1回吹いて、乾燥させたあとの写真。
艶も出てきました。光を当てる角度によっては傷が見えます。謎。
強い光を当てなければきれいに見えます。
試しにコンパウンドで磨いてみます。
荒いところから、3本やりました。しかし、この固形コンパウンドは結構荒いんですね。。。多分、コンパウンドはやる必要なかったと思います。一番細かくて1ミクロンです。
磨いた後。
やはり、強い光を当てると細かい傷が見えちゃいます。
仕上げに、0.2ミクロンのコンパウンドで磨いてみます。
かなり目立たなくなりました。逆に、すんごい細かいキズが見えるようになりましたが。。。何が正しいのかよくわからないのでこれで終わりにしておきます。
強い光を当てなければ普通に綺麗に見えるためです。
塗装面の肌感も車自体に近いです。
クリア2回目
まぁ、強い光を当てなければ問題無さそうだし、クリアの下で傷があるっぽいので諦めます。
2回目のクリアは厚めに塗って、これにてクリアの塗装を終わりにします。
クリアを塗ったらラメも光っているのがわかるようになりました。
まとめ
- 強い光を当てると傷のような模様が見えますが、普通に見る分には問題ないので塗装はこれで終わりです。
- 次の記事ではガラスコーティングを行います。
事前学習
一通り塗装をやってみて、見つけたページがこちら。自分が塗装していて、「次からは気をつけよう」と思った小さな失敗点とその回避方法が書かれていました。このページで書かれている細かい注意点は正しいので予めインプットしておきましょう。
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