
スイスポのATOTO S8 Gen2 Premiumを1ヶ月使用レビュー!良い点と不満点
FH-8500DVSからATOTO S8 Gen2 Premiumに乗り換えて1ヶ月が経ち、一通りの機能を使ってみました。画面の大きさや動作速度、音質、サーキットでの活用法などの良い点と、Bluetoothテザリングの不安定さなどの気になる点をレビューします。
ATOTO S8 Gen2 Premiumを1ヶ月使用してひと通り機能を試した
ATOTO S8 2世代 Premiumを使いだして1ヶ月経ち、一通りの機能を使ったのでインプレをします。
購入したのは以下の製品です。
なぜATOTO S8 Premiumを買ったか?
実を言うとATOTO S8 Gen2 Premiumを使う前は価格コムでずっと1位をキープしているPioneerのFH-8500DVSを使っていました。
使っていた期間はたった1ヶ月です。
カーナビは取り付けが大変だし高額なのになぜ取り替えに至ったかという理由は以下です。
FH-8500DVSはkakaku.comでカーナビ部門で総合1位だったのでそれなりに定評があったのですが、CarPlayのアプリがしょぼすぎるというのが私の中で一番の問題でした。
車の中で最も良く利用するアプリであるGoogle Mapsに関してですが、もちろんGoogle MapsはCarPlayに対応しています。しかしながら、スマホで使うGoogle MapsとCarPlayのアプリは別物のアプリと考えたほうが良いです。
CarPlay版は機能が超少ないです。普通のナビゲーションの画面を見る限りでは問題なさそうに見えますが、例えば途中の寄り道をするところを追加したりといったことが不可能だったり、地図上に表示されるPOIの情報がかなり限られていたりとか、解像度がとても低かったりします。
以下の画像がCarPlay版のGoogle Mapです。

また、CarPlay版のYouTubeでは動画が見られないのを筆頭に、NetflixやPrime Videoも見られません。そして、ほとんどのアプリがCarPlayに対応していないのでCarPlay対応のAVデッキを付けてもできることが少なすぎます。
ATOTO S8 Premiumの良い点
1位 画面が大きい
画面が大きいのは正義です!
ATOTO S8 Premiumの液晶は1280×720のQLEDです。
NOTEFH-8500DVSの解像度は2,400×480という記載がありますが、本当か怪しいです。縦横比でいうと1<5となるのでかなり横長になるはずですが実際にはそんなことはありません>5となるのでかなり横長になるはずですが実際にはそんなことはありません>。
おそらく、800×480 or 854×480の規格の液晶かと思います。
日本のカーナビでこの大きさ、解像度のものを買うとなると10万円近くすると思います。
夜の画面になっちゃいますが、下の写真を拡大してみてもらうのが良いかと思います。



タッチパネルの感度も良いです。
液晶はQLEDなのですが、有機ELに近いくらい発色が綺麗に出ます。車では、夜に運転するときもあると思います。周りが暗い中で黒の発色が綺麗に出ていると綺麗さが全然変わります。
下に、別の日に撮影した写真を掲載します。Android10を搭載しているので2画面で表示ができます。片方にYouTube、片方にGoogle Mapsを表示しています。
解像度が高くてくっきり見えます。QLEDなので発色が超キレイです。



2位 動作が早い
Androidが搭載された端末のCPU速度とかってあまり参考にならないので実際使ってみるまで安心できません。
ATOTO S8 Gen2はその点は問題ないと思います。動作が遅くてストレスが溜まったことはありません。むしろ、端末自体の動作が速いのでインターネット回線は高速に動いてくれるものが良いです。
専門的なことでいうと、CPUにはARMのSoCが使われています。(AppleでいうM1プロセッサみたいなもの)
UNISOC 7862 ARM Cortex Octa-Core(最大1.8GHz)CPU ARM Mali-G52 MP2 GPU
3位 音質が良い
一般的に中華系の製品は、目に見えないところの手を抜きがちですが、音質はかなり良いです。FH-8500DVSと比較しても違いがわからないくらいです。
音場に関する設定項目もかなり豊富です。以下に写真を掲載しておきます。
特に、5枚目の遅延設定は良いです。運転手の場所は左のスピーカーと右のスピーカーの距離の差分は30cmぐらいあります。
音速は、34.65cm/1msなのでだいたい34cmごとに1msを基準に設定するのが良いと思います。写真はデフォルトの値です。

左右の低音フィルタ設定

ベースの左右設定

スピーカー音量設定

スピーカー1つ1つのイコライザー

スピーカーごとの遅延設定
スピーカーごとの距離の設定値。(保存用。ちゃんとメジャーで鼻の位置との距離を測りました。)

4位 サーキットのラップタイマー代わりに使える
ATOTO S8はもちろんAndroidなので自分の好きなアプリを入れられます。
サーキットのタイム計測で世界的に一番メジャーなのはRaceChronoだと思います。RaceChronoをインストールして、ナリタモーターランドで試したところ、ちゃんと使えました。
走行時は、1枚目のようなベストラップや、現在のラップなどを表示しておきます。走行中に各ラップの軌跡の比較やセクターごとのタイム表示を行えます。

RaceChrono

RaceChrono

RaceChrono
6位 スマホBluetoothで接続して音楽を聞ける
設定画面が分かりづらいのですが、ATOTO S8では「BT2」というアプリがスマホと接続するためのBluetoothの設定アプリになります。
BT2を使って、自分のスマホとペアリングすることによってスマホの音楽をATOTO S8経由で車のスピーカーで流すことができます。
ATOTOには、おそらくですがテザリング用のBluetoothと、音楽用のBluetoothのホストが搭載されているのが難しい感じになっています。
5位 全体的に意外とちゃんと動く
- FM、AMラジオの感度も問題ないしちゃんと入ります。海外製品だとこのあたりが心配でしたが問題ありませんでした。
- 音質良いです。目に見えないところは手を抜きがちですが、バンドごとのイコライザや、Bassブーストが付いています。解像度も高いので音質が良いです。
- Androidというと動作がもっさりしているイメージですが、ATOTO S8はSoCを搭載しているからか動作のもっさり感はほとんどありません。私は普段から毎年iPhoneの最新版を買い替えているくらい最新のガジェットが好きなタイプですがストレスなく動きます。
- Androidタブレットそのものって感じです。
6位 ドラレコのカメラの性能が良い
ATOTO専用のカメラの性能が良いです。
今までドラレコを3台ほど買ってきましたが、これが一番良いです。録画はATOTO上のストレージに保存されるので効率が良いです。
これは買ってよかったです。ATOTO上のモニタですが、一応ナンバーは識別可能です。ファイルを取り出して表示すればもう少し解像度が高い状態で表示できるかと思います。
音声も記録されています。高性能なドラレコを買うよりかは遥かに安く済むかと思います。
下の写真では、位置情報と速度情報が動画自体にオーバーレイで表示されていますが、これはただ単に現在位置が表示されているだけのようです。動画ファイル自体にはこのような情報は記録されていませんでした。


ドラレコの動画に関してはこちらの記事に詳しくまとめました。
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2022/06/177位 USBテザリングで高速インターネット
CarbitLink-EasyConnectionというアプリをiPhoneにインストールして、USBケーブルで接続することによってUSBケーブル経由でテザリングできます!
USBケーブルによるテザリングの場合は高速なのでキャリアの回線そのままの速度が出るので数十Mbps出ます。接続が勝手に切れないので安心です。

最初に接続するときの設定がやや面倒です。UIに表示されているメッセージもあまり信じられないのでよくわかりません。あと、テザリングできないときも何回かあり、ATOTOを再起動せざるを得なかったときがあります。
初回の設定は、ATOTO側の設定画面で、USBケーブルを接続した際にスマホ側で立ち上げるデフォルトのアプリを選択できるのでEasyConnection(Android, iOS)を選んでおきます。そして、iPhoneを接続するとEasyConnectionが立ち上がるので、その状態になればテザリングできる状態になります。
ATOTO側の画面表示は、エラーっぽい表示になりますが、裏ではちゃんとつながっています。
2022年7月19日 追記: このCarBitlinkアプリによるインターネット接続が調子が悪いことが多くなってきました。調子が悪くなったタイミングは、Google PlayによってGoogleのシステムが更新されたときに感じます。
USBとアプリによるテザリングは不安定だったのでiOSのテザリングを使うようにしました。
それにより、安定した接続で手軽に接続できるようになりました!
気に入らないところ
1位 Bluetoothテザリングが勝手に切れるし遅い
NOTE回避策あります。スマホのテザリング機能を使ったほうが安定します。
Bluetoothでテザリングをしているのに、しばらく(数分〜1時間程度)したら勝手に切断されていることがあります。
Bluetoothが自動で再接続してくれないのが辛いです。一度切断されたら、設定画面から接続をしなおす必要があってかなり面倒です。
しかも、回線速度が低速です。ベンチマークを取った時の結果は以下の画像。

iOSのBluetoothテザリングの仕様なので、ATOTOでは改善しようが無さそうです。なので、無線でテザリングは使い物にならないものと思ってください。なので、USBケーブルで接続するか、WiFiホットスポットを使うべきかと思います。
これに関連して、OBD2のドングルもすぐに接続が切れます。エンジンを切るたびに再接続を設定画面からするのがかなり面倒です。
2位 パスコードロックの解除が面倒
Google MapsやYouTubeを便利に使うために、GoogleアカウントでATOTO S8にログインしています。
そうなると、Gmailやカレンダーなども同期されたり閲覧されたりできる状態になるので車が盗難された場合を考えると、パスコードをかけてロックしておく必要があります。
エンジンをかけるたびにパスコードを入力してロックを解除するのがなかなか面倒です。。。
自分のスマホが近くにあったら勝手に解除するようにできていると嬉しいです。またはUSBで自分のスマホを接続したタイミングとか。
3位 ハーネスにステアリングリモコン2の配線が無い
これはスズキの車で、ステアリングリモコンが2つ付いている車種に当てはまると思います。
車側のハーネスに、ステアリングリモコン2の線が入っていないので、ここにケーブルを追加できれば良いですが、追加の仕方がわからないです。。。

あと、リモコンが反応しないときが多々あります。何回も押せば反応するのでまぁ、ギリギリ耐えられます。特に、右ボタン(次の曲へ)の反応が悪いです。前の曲に行ってしまったり無反応なときがあります。
4位 GPSレシーバーの精度が悪い
都内のビル街では道が1本ずれてしまったりするくらいの精度です。これはしょうがないのかもしれません。普段使っているスマホはWiFiの電波で補正をしたりしているのでそれに比べると精度が悪いというくらいです。
あと、たまに衛星を捕捉するまで3分程度時間がかかるときがあります。その間は現在位置が表示されない状態となります。
一度、トンネル内に入ってGPS信号をロストした後に、屋外の開けたところに行っても再度衛星を捕捉するまで30分かかったりするときがあります。。。
追記1:
これを回避するために、ATOTO S8 PremiumのBluetooth 2とスマホをペアリングすれば、スマホから位置情報を取得してATOTO S8で使う位置情報を代役させられるらしいという情報があります。→試してみましたが、変化はありませんでした。
こちらに関連して、約8ヶ月使ったときに、ATOTOのGPSが受信できなくなる不具合が発生しました。本体を明示的に再起動したら解決しました。エンジンのon/offを繰り返すだけではATOTOのAndroid自体はスタンバイ状態になっているので再起動はされていません。明示的にメニューから再起動すれば回復しました。
追記2:
GPS受信の感度が悪くなったと感じたら、ATOTO S8の本体をメニューから明示的に再起動すると回復します。今の所5回ぐらいやりましたが100%直っています。
総合評価
現時点では95点です。
USBテザリングの際に、毎回スマホ側でアプリを立ち上げるのが面倒なのが一番つらいです。車を短時間で乗ったり降りたりする時が面倒に思います。→ 車に乗ったらテザリングを自動的にONにする方法で解決しました。
その後:2年使ってX10に更新したが、性能差はほとんど感じなかった
このS8は2年ほど使いました。 1ヶ月時点で95点と書きましたが、その評価は最後まで下がりませんでした。良かったからこそ、同じATOTOのX10へ更新したという流れです。
ただ、乗り換えてみた結果は正直に書いておきます。
IMPORTANTX10はS8のおよそ倍の価格でしたが、性能差はほとんど感じませんでした。
画面サイズは大きくなりましたが、日常的に使う操作の速さや、できることの範囲において「倍払っただけの違い」は見つけられませんでした。
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2024/09/20つまり、S8で十分だったということです。これからATOTOのディスプレイオーディオを選ぶ方には、上位機種に手を伸ばす前にS8クラスで足りないか考えてみることをおすすめします。予算を機種のグレードではなく、バックカメラやスピーカーなど周辺に回したほうが体感は変わると思います。
その他、気になる点や質問がありましたらコメントに書き込みお願いします。
取り付け方法の記事はこちらの記事を参照ください。
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2022/05/01あわせて読みたい
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